差し入れ ページ15
*
白石「なになに2人共〜？お熱いなぁ。」
杏ちゃんと共に冬弥くん、そしてもう一人の女の子がやってきた。
「え、東雲くんの彼女さん…？」
彰人「違ぇよ。俺のクラスメイト。」
"違う"と完全に否定されて何故かうちの心はチクチクと痛む。本当に違くて付き合ってなんかないのに。
女の子はそうなんだ、と言って深くは追求してこなかった。
青柳「違うのか？」
『青柳くんってちょっと抜けてるよね…。』
「あ、初めまして。小豆沢こはねです。よろしくね。」
『園沢Aです。仲良くして欲しいな！』
こはねちゃんは見るからに女の子って感じの子。
小動物感がとても強い。例えるなら…リスとか？
無性に抱きしめたい精神を抑え込む。
白石「それじゃ、WEEKENG GARAGEに行こう！」
杏ちゃんに連れられてその場所へ向かう。
そんなに遠くなくてドアを開けた時のベルの音が心地よかった。
白石「父さんはちょっと用事で今いないけどゆっくりしてってよ。」
『あ、そうだ。差し入れ持ってきたけんみんなで食べない？』
青柳「園沢。いつもありがとう。」
青柳くんはクッキーが大好物だそうでよくうちが作るクッキーを褒めてくれる。それが素直に嬉しい。
紙袋からパンケーキもクッキーを取り出し、机の上に並べるとみんなの目がキラキラしてそれを見つめた。
小豆沢「凄い…！これ全部Aちゃんが作ったの？」
『うん。パンケーキとかあんまり作ったこと無かったから大変やったけどね。…あ、パンケーキにデコレーションする用の生クリームとかフルーツも持ってきたから良かったら。』
東雲くんはそれを聞いてパンケーキに生クリームをデコレーションしていく。そしてフルーツも乗っけてすぐさま食べようとする所をみて笑いそうになった。
彰人「…上手い。これ生地焼くの大変だっただろ。」
白石「超おいしい！A、ありがとね！」
小豆沢「うん！とっても美味しい！」
青柳「流石だな。」
と皆に褒めてもらえて顔がにやけてしまう。
頑張って作った甲斐があったなあと改めて思った。
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みお(プロフ) - コメント失礼します。こはねちゃんは冬弥くんのこと青柳くん呼びですよ。 (2022年4月7日 19時) (
レス) @page27 id: 861da81337 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 続きを…続きをお恵みください…！！最高です！ (2022年3月20日 0時) (レス) @page27 id: d75c322bc5 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも - コメント失礼します！何というか、ドストライクです…（語彙力）文の区切り方や言葉選びで雰囲気が伝わってきてとても読みやすいので一瞬で読み終わってしまいましたw更新頑張ってください！（主人公ちゃんと同じテストの点で運命を感じた…）長々失礼しました (2021年11月28日 22時) (レス) @page21 id: 65bc4a3600 (このIDを非表示/違反報告)
milky*(プロフ) - ぴのさん» 心温かいコメントありがとうございます！その言葉がとても励みになります…！私なりのペースで更新していくのでよろしくお願いします！ (2021年7月21日 0時) (レス) id: 57a5bc1702 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの - とっても面白くて一気に読んでしまいました！！更新ほんとに楽しみにしています！！ (2021年7月20日 23時) (レス) id: 175a7d62d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milky* | 作成日時：2021年7月16日 22時
