クズの子 (ページ37)

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題名ページ37

『…………アイツら、行きました？行きましたね』

JH「え……？」

さっきまで苦しんでたのが嘘みたいにケロッとし、脱ぎ捨てられた服を着るA

隣に立っているナムジュンは、じっとAを見つめている

怖いくらいに熱い視線で

『何で来たんですか？』

JK「………は？」

JH「どういうこと？」

『何されるか分かったもんじゃないのに、警察だって本当はいないんでしょ？』

RM「え……あ、あぁ、」

『何でそんな危ない事が出来るんですか？もしかしたら、ヒョン達だって同じ様に汚されてたかもしれないのに、』

TH「A…、それは、Aも同じなんだよ、」

『俺は元々汚れてるからいいんすよ』

JK「汚れてなんかないよ、」

『それは本当の俺を知らないから。俺は凄く汚いよ』

『そんな事より、ユンギヒョン、何もされてない？』

ユンギの元へと歩いて行き、心の底から心配してる、今にも泣きそうか顔をするA

『ごめんなさい、俺意識が朦朧としててユンギヒョンに何があったのか分からなくて』

YG「は、………おま、お前、そんなからだで、何で俺なんかの心配出来るんだよ、」

『俺は本当に大丈夫なんですよ。アイツらが言ってた通り毎日練習にも参加せずにずっと抱かれてたから。もう身体が慣れてる。別に痛くもないし、それに今は気分がいい』

白い肌は痛々しいキスマで覆われて、精液でAの身体は汚れている

首には、赤く腫れた注射の後がある。

目を背けたくなるような現実

JM「毎日……？」

『毎日、練習に行かずに何してたと思います？ここでずっとセックスしてたんですよ。』

JM「っそんな………」

YG「嫌々なんだろ？襲われてたんだろ？」

『………まぁ』

YG「っ、何で『言わなかったって？言えなかったんですよ。言ったらヒョン達が犯される。それだけは避けたかった』

JH「……じゃあ、Aは俺達の為に……？」

『ヒョン達のため、なんてそんな綺麗なもんじゃないです。アイツらが何しでかすか分からないから、俺が怖がってただけです』

『俺ってば、ダサいでしょ？笑笑』

本当に、ユンギヒョンに何もなくて良かった、と笑っていうAに、俺達は今までこんなに優しい子が苦しんでいる事に何も気づけていなかったのかと悔やんだ