クズの子 (ページ30)

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タイトルページ30

Aに許可も取っていないのにベラベラと話し過ぎた

でも、Aが貶されてるのが辛くて、つい

YG「待てよ………じゃあAは今どこに行ったんだ？」

JK「あ………」

それは、俺も聞いてない…………

JK「っ兎に角、ユンギヒョンAに言い過ぎです！！謝ってきて下さい！！」

YG「はぁ！！？？」

JK「はーーやーーくーー！！！」

なんとも言えない顔のユンギヒョンを無理矢理宿舎から出す

JK「A連れて帰るまで帰ってきたら駄目です！！！」

YG「でも俺Aがどこ行ったか知らねえんだけど」

JK「まだAが出て行ってから25？分くらいしか経ってないから大丈夫です！」

YG「結構経ってんじゃん」

JK「うるさーーいです！！行ってらっしゃい！！！」

YG「おーい」

少し強制的だったかもしれないけどまあいいか。

JK「…………」

たしかに、俺は今Aがどこに居るか知らない

なんなら、Aから話を聞くまで何も知らなかった。何にも気付かなかった

もしかしたら、Aは今も身体を売っているのかもしれない

襲われているのかもしれない

…………そんな事ないと思いたいけど…

JK「はぁ……どうしよう」

JN「何がどうしようなの？」

JK「あっ………」

JN「ごめんね。聞くつもりは無かったんだけど、」

ジニヒョンが扉を開けて出て来た

そんなに大きな声で話してたのかな

JK「………もしかして、全部？」

JN「………うん。でもこの事は皆んな聞かなきゃじゃないかな。Aが言いたくなくても」

JK「………でも、」

JN「僕達は、ずっとAの事何も知らなかったんだ。それで、酷い事、してきた。謝らなきゃ」

JN「それに、Aが今いない理由もちゃんと聞かなきゃ」

JN「…………もしかしたら、襲われてるかもしれないんでしょ？」

JK「え、」

JN「口に出てたよ。教えてよ、グクの知ってるAの事」

JN「グクの知ってる事も、Aの事も、二人で抱えるにはきっと大きすぎるから」

JN「ヒョン達にも分けてもらいたいな。………だめ？」

JK「っ俺、………言いたいこと、一杯、あるんです」

ジニヒョンに頭を撫でられ、自然と涙が出る

やっと、やっと皆んなに話せる

Aの事を、やっと理解してもらえる

JN「うん、みんな呼んでくるね」

君が、この後どんな事になるなんて露知らずに