クズの子 (ページ3)

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タイトルページ3

グクは、半年前からAに相談を受けていた

複数の男から、ストーカーを受けていると。

Aは最初に、自分に恨みを持っている男達なのかと思った

人通りの少ない商店街の路地裏で襲われた時に、それは違うと確信した

その男達の目は、＂Aを喰う目＂だった

この男達は自分に好意があるんだと

そういう気持ちで俺を見てるんだと

直ぐに分かった

無理矢理犯され、Aの心は壊れてしまった

性行為はしないが今まで以上に女に手を出すようになったし、ヒョン達にも反抗するようになった

詳しくは教えてくれなかったが、毎週、酷い月には毎日のようにおかされていたとも言っていた

それを誰にも言えなかったのはAに口止めされていたから

『みじめだから』

『醜いだろ』

『ほんと、汚い』

Aは容姿をバカにされるのを酷く嫌っていた

まあ、A程の容姿ならバカにされることなんて無いのだろうけど。

だから、Aに聞いた

「酷くないよ。醜くないよ。だから、せめてヒョン達には言おうよ」

すると、Aは形相を変えて怒った

『駄目。ヒョン達だけは駄目。本当はグクにすら言いたか無かったのに、』

「そんな、そんな言い方ないじゃん」

そのあと、二人とも何も言わなかった。

それからその話題には触れずに、テヒョンに行為を見られてしまったのだ

グクは、何のことか直ぐにわかった

Aが嘘をついてるのも、その理由も

そして悲しかった

まだ続いてたことと、自分には何も言ってくれなかった事が

『でも、大丈夫だぜ。今回のは二週間ぶりだからな。優しい人だったし』

『美って、罪だわ……』

JK「明日からどうすんだよ、お前」

『ああ～、どうせ直ぐ忘れるだろ。寝よーぜ。寝たら忘れる』

JK「だといいけど」

寝たら忘れる

またいつも通りの日々

そんな事は無くて、未だにAとメンバーの間には深い溝がある