☆ 家出 (曇天に笑う様ﾘｸｴｽﾄ) ページ8
貴方side
事の八反はこうだ
太｢美しいお嬢さん！どうか私と心中して頂けないだろうか！｣
と何時ものナンパ。コレはもう慣れたのでまたかと思っていたが今回は違った様だ
女｢え、わ、私でよかったらっ！｣
貴｢へ？｣
なんて顔を赤らめる女性。治はと言うと
太｢本当かい？！少し先に良い川があるのだよ！そこにしよう！｣
おい、ちょっと待て
貴｢治ー？もう夕方だし入水は止めて帰るよ｣
と言えば帰ると思った
が
太｢いや、愛夏折角心中してくれる女性が見つかったのだ！ちょっと行ってくるよ！愛夏は先に帰っててくれ給え｣
何それ
流石の私もイラッときたし。散々、治のナンパ癖には振り回されてきた。なら、私もやってやろうじゃない
貴｢分かった｣
家出してやる！！
不機嫌な声に気付いているのかいないのか。治は女性と川のある方へ歩いて行った
貴｢何よ！私の気も知らないで！ホントに家出してやるんだからね！謝っても許してやらないんだからっ｣
私は川とは逆の方向へ足を向けズンズンと歩く
とりあえず携帯、財布。少しの必要なものを持って家を出た
目指すは優美の家
太宰side
あの後愛夏と別れて心中に誘った女性と川に来ていたのだが
女｢え、ホントに入水する気ですか？私はそんな｣
なんて言って走って逃げてしまった
太｢あーあ。折角心中出来ると思ったのに｣
ガッカリしながらも家に着くと先に帰った愛夏が居るはずなのに灯りが着いていない
太｢何か買い忘れたのか？｣
疑問に思いながらもドアを開け中に入る
勿論彼女はいなくて先程買ったものが台所に置かれているだけだった
太｢え、真逆…ねぇ｣
と嫌な予感がしつつ携帯から彼女の番号を見つけ繋げる
Prrrrr
少しの間無機質な音が鳴る
でも、彼女が出ることは無かった
どうしよう。誘拐？家出？それともただの買い出し？
色々な考えが頭の中を駆け巡る
やっぱり家出か？いやでも、女性を心中に誘っても何も言ってこなかったし
そこでハッと気づく"言ってこなかった"じゃなくて"言わなかった"んだ
優しい彼女の事だ仕方ないとそう片付けていたのだろう
太｢ごめん。何処にいるの｣
もう一度掛けようと携帯に電源を付けると
Prrrrr
私の携帯が鳴った
相手は愛夏
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星桜(プロフ) - 圭さん» 初めまして！リクエストありがとうございます！今日中には書かせていただきます。暫し、お待ち下さい。 (2019年6月2日 5時) (
レス) id: 1dea27dd79 (このIDを非表示/違反報告)
圭 - 唐突ですみません。リクエスト宜しいでしょうか？敦クンに溺愛されるというものなンですが… (2019年6月1日 22時) (レス) id: a6f30681bd (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 曇天に笑うさん» あぁぁ！遅くなって大変申し訳ありません！！今から書きますのでm(_ _)m (2019年5月21日 19時) (レス) id: 1dea27dd79 (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ(白ヰ迷ヰ戌)(プロフ) - 星桜さん» 面白かったです！有り難うございます！ (2019年5月18日 21時) (レス) id: 26ee7c4c14 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - カゲロウ(白ヰ迷ヰ戌)さん» リクエストありがとうございます！今日の夜にでも書かせて頂きます。 (2019年5月18日 13時) (レス) id: 1dea27dd79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星桜 | 作成日時：2019年5月16日 21時
