失声症の妹 ページ10
貴方 side
あぁ、絶対にバレた。どうしよう。
与謝野女医達は無事に皆の衣装が決まり一段落ついている
が、私はそうもいかない。だってバレたもん。今凄く見つめられてるもん。汗ダラダラ何だけど
とりあえず、うずまきに逃げようと思い歩きだそうとしたけど兄様に腕を掴まれた
太「ねぇ、津島ちゃんってやっぱり私の……妹、だよね」
国「何だ太宰、まだ言っているのか」
はぁ、と溜息をつきながら国木田が此方へ来る
太「その髪飾り、私が妹にあげた物なのだよ。特注で作ってもらったから同じものは何処にもないよ」
そう言われた国木田さんはうーむと考え込んでしまった
貴〈私は太宰さんの妹さんじゃないですよ?髪飾りは似ているだけじゃあないですか?〉
サラサラとホワイトボードに書き兄様に向ける
早くこの場から逃げたい。
もう、私の事を探さなくていいから。邪魔しないから。
そう思っても神様は意地悪で
兄様は髪飾りを手に取った
太「…じゃあコレはどう説明するの?」
髪飾りをひっくり返し花弁を指さした
そこには
from O.Dazai
兄様の名前が彫られていた
なに、それ。今の今まで気づかなかった
国木田さんは口をあんぐり開けて眼鏡にひびが。他の皆も何だ何だと此方へ来る
何も言わない私に兄様は
太「どうやら知らなかったみたいだね?まぁ、こんな細かい文字見にくいと思うけど」
そう言って髪飾りを光に透かした
太「ねぇ、何も言わないって事は…」
"認めたって、事かな?"
あぁ、もう逃げられない。
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ユリア(プロフ) - 新しい作品ですか〜私は中也推しなので、中也落ちの作品だと嬉しいですね!いずれにせよどんな感じになるのか楽しみです。応援してます(^▽^)/ (2023年1月27日 0時) (レス) id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - ユリアさん» ありがとうございます!しばらく書いていないですが文ストも4期始まったのでまた書こうか考え中です笑 (2023年1月26日 17時) (レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました!私は兄弟がいないので、こういう兄弟の絆みたいなものいいなーと思います。これからも頑張ってください!! (2023年1月15日 21時) (レス) @page21 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 銀桜さん» ご愛読ありがとうございました!次回作も検討していますのでお楽しみに(´ω`)ノシ (2019年6月30日 12時) (レス) id: 1dea27dd79 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 完結おめでとうございます。凄い読んでて面白かったです。次回作、応援してます! (2019年6月30日 8時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星桜 | 作成日時:2019年6月8日 21時