失声症の妹 ページ20
太宰 side
三島を一発殴り異能が解除される
愛夏の元にも異能特有の光がいき包まれる
敦「声戻ったんですね!」
貴「あ、う…ん」
少し戸惑ったような声だったが確りと戻っていた
あの鈴の音のような声。少し大人びたな…
まぁ、あれから四年もたったのだからそりゃそうか
一人感傷に浸っていると愛夏が声をかけた
貴「あ、の。太宰さん、ありがとうございました。それと、貴方の前に現れてすみませんでした。あの時もう二度と会わないと自分の中で決めたのですが…。」
震える声。
違う。君が謝らなくていい。そう言いたくても言えなくて身体は動いてくれなくて
愛夏は次の言葉を放つ
貴「探偵社を辞める…というのは難しいですけど、なるべく視界に入らないようにしますし邪魔しないので…」
"邪魔"。その言葉は彼女によく言っていた言葉
そして次の言葉が怖くて彼女を抱きしめ
太「…ごめん。謝って済むようじゃない事は分かっている。でも、許さなくてもいいから謝らせてくれ。あの時の私は無駄なプライドと少ししたら元に戻るだろうと根拠も無い自信があった」
震える声で彼女に謝った
太「直ぐに聞けばよかった。何があったのかを。酷い事言ってごめん。邪魔だなんて思ってない。…君は、愛夏は私の唯一血の繋がった家族なのだから」
これで許されようなんて思っていない。
彼女は声を失ってまでも私の事を守ってくれた
でも、これだけは言わして欲しかった。散々、邪魔だのなんだの言ったくせに今更とか思うかもしれないけれど
家族だよって。
伝えたかった。
貴「私はまた、妹に戻っていいんですか」
愛夏は少し不安そうな声で聞いてきた
そんなの決まってるじゃないか
太「君が妹じゃなきゃダメだ。こんな兄に着いてきてくれるかい?」
優しい声で問い掛けると
貴「勿論です!兄様っ!」
今まで下ろされていた彼女の腕は私の背中に回った
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ユリア(プロフ) - 新しい作品ですか〜私は中也推しなので、中也落ちの作品だと嬉しいですね!いずれにせよどんな感じになるのか楽しみです。応援してます(^▽^)/ (2023年1月27日 0時) (レス) id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - ユリアさん» ありがとうございます!しばらく書いていないですが文ストも4期始まったのでまた書こうか考え中です笑 (2023年1月26日 17時) (レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました!私は兄弟がいないので、こういう兄弟の絆みたいなものいいなーと思います。これからも頑張ってください!! (2023年1月15日 21時) (レス) @page21 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 銀桜さん» ご愛読ありがとうございました!次回作も検討していますのでお楽しみに(´ω`)ノシ (2019年6月30日 12時) (レス) id: 1dea27dd79 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 完結おめでとうございます。凄い読んでて面白かったです。次回作、応援してます! (2019年6月30日 8時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星桜 | 作成日時:2019年6月8日 21時