【及川徹】 離婚しよう。

離婚　27 ページ27

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午前３時を回った頃＿＿









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貴方)「………はぁ…ｯ…………はぁ…ｯ……ｯ…」









私は急激な頭の痛みに追われていた。









外は雨や雷が降り続き鳴り響く…





徹さんが通いに来るようになって今日で1週間になるがいまだに何も思い出せない…




それにいっこうに家に帰らされる気配がない私は大丈夫なのだろうか…





もしかして悪化してるの…?









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＿＿＿＿『あーぁ…だからあれほど早く寝ろって言っておいたのに…すぐ風邪引くんだから』









貴方)「………ｯ…?!!!!!」









まただ…ｯ…









またあの声………ｯ…









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貴方)「………やめ……ｯ………て………ｯ…!…?…」









徹さんはどうしてもはずせない取り引きがあるから今日は夕方に帰ってしまった。









だが頭の声と映像は次第に強く、はっきり映る









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＿＿＿＿『Aはさ、ちゃんと俺の言葉理解してないでしょ』









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やめて………ｯ…………









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＿＿＿＿『あぁｯ…!!!また、俺の牛乳パンかってに食べたでしょｯ…?!』








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貴方)「……………あｯ……………あぁｯ……………」









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知ってる…………









この記憶……ｯ…








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だが思いだそうとする度に激しくなる頭痛…









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や…………め………ｯ…









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＿＿＿『俺はAしか見えてないんだけどなぁ…』









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やめ…………ｯ…て………?…!









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＿＿＿＿『ねぇ、覚えてる？









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……………… 俺とAが初めて会った場所』







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貴方)「………………ｯ…!………?…」









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私は立つのもやっとな体のまま何故か無意識に病室を出た。









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後…もう少し……ｯ…









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後…もう少しで解りそうなのｯ……









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