【及川徹】 離婚しよう。

離婚　17 ページ16

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貴方)「…………」









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　 最低限の荷物を持って出て行く私。









　 部屋には誰もいない。









　 電話を机に置き、家の鍵を置いた。









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貴方)「＿＿＿＿＿＿＿さよなら。」









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　 私は静かに出て行った。









　 まさか私はこの後あんな事になるとも知らずに…









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貴方)「…とりあえずクロのとこに行こう」









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　 私は暗い赤信号の点滅を待ちながらそんな事を考えていた。







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　 だが何故か頭が痛い、







　 最近ご飯もろくに食べていなかったせいか急激に体が熱い、









　 それに吐き気や目まいがする。









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　 きっと疲れてるんだ。









　 クロの元に行く前にどこかホテルで休もう…









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　 そう思い…青信号に変わった時だ。









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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿『ｯ…＿!!!!!!!!』









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　 ＿＿＿＿＿＿…ｯ…









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一瞬何が起こったかはわからない…






頭に急激な痛み。




　 目の前には自分の血と思われる赤い液体が流れる。







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　 そして男の人が慌ただしく私を起こす…









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夜なのに人が私の回りに集まる。






だけど顔が赤く染まってよく分からない…









なんで泣いてるの…?









なんでこんなに痛いの＿…









なんで体が動かないの＿＿＿…ｯ…









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　 ねぇ…助けて…









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　 ＿＿＿＿＿＿＿徹…

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