【岩泉 一】裏切られた姫は大魔王の支配下へ

第16幕 ページ17

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　 私の目の前に立つ鎧を着た男






　 言動から見て私を知っているようだ。









　 誰だ…お前









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　 私はゆっくりと足を運び杖から剣を抜き









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　 その男に突き付けた。









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岩泉)「………何言ってんだよ…?…」









　 だが男は私の行動に怯える様子もなく








　 何故か深刻そうな顔をしている。









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岩泉)「確かに俺はお前に許されない事をしたかも知れねぇッ…だが?!それとお前の心情とは……」








　 意味の分からない話を続けられ、私は不快な気分になった









　 触るな、その汚い手で








　 喋るな、その不愉快な声で









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　 呼ぶな、









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　 その表情で私の名前を









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貴方)「知らない」







岩泉)「ッ…?!!!!!!」









　 私はその男の手を振り払い、距離を置きながら言った









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貴方)「私はお前なんか知らない…





　 触るな、その汚れたモノで





　 喋るな、その残虐な口で









　 呼ぶな、その腐った声で…」









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岩泉)「………… A……………?…」









　

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