【岩泉 一】裏切られた姫は大魔王の支配下へ

第10幕 ページ11

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　 【＿＿5日後】





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日向)「じゃ…じゃ月島が…?!」





谷地)「そ…そうなの…岩泉さん達が森に向かってる間に私は体を魔法で治してもらって…」



月島)「もうあんなめんどくさい事は２度とごめんだから」






　 あれからAを捜索した岩泉達だがどれだけ探してもやはり見つからない



　
　 悔しいが…あのまま帰るしか手立てがなかった為現在は聖なる国の城に居る





　 だがあれから数日経ってもAの情報は誰一人として耳に入ってこないのだった。





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　そして数日前からこの城に滞在している他国から来た、魔術師 月 島 蛍もそこに居た



　 彼は仁花の体を癒し、魔術で治した張本人でもあった。





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　 だが次の瞬間、そんな月島の口から岩泉達に思わぬ情報が流れ込んできたのだ…







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岩泉)「………もうあれから4日だぞ…ッ…何処に居るんだ…」





影山)「あの森にいないとなると後1つは…」



孤爪)「大魔王が居る城に捕まった…」





日向/影山/谷地)「!!!!!!!?」





　 研磨の一言で顔色が変わる





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谷地)「だ…大魔王ってあの…?…!」



日向)「ほ、本当かぁ…!!!?」




孤爪)「あくまでの話…まぁ…可能性が０とは言えないけど…」







　 そんなざわめく中…月島の一言







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月島)「皆さん、黒い姫の話は知ってますか?」





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岩泉)「…黒い…姫………?…」









　 "黒い姫"




　 月島の何やら意味が分からない話に頭がついていけない岩泉達




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月島)「僕がこの国に来る旅の途中で耳にした話だけど…



　 ここ数日、この辺りで黒いドレスを着た色の白い綺麗な女性が次々と人を 殺 してるって言う噂ですよ」






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　 黒いドレスを着た女が人を 殺 してる？









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岩泉)「それ何処で聞いた」





月島)「そう言えばその森のすぐ側に住む村人が話してました…」







　 その話を聞き、何やら不可解な思いを張り巡らせたのか岩泉は急いで城を出て馬を走らせた。

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