20-Tw/Nty- 【Ren.N】 (ページ16)

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_Ren.

なんで、俺のせい…
なんて言いつつも、

キッチンの方へ向かう優太。

優｢紫耀も手伝って｣

と、俺らの中で唯一(？)まともに自炊してる2人がキッチンへ消えていく中、

海｢廉、テレビみていい？｣

と自由な海人と

ソファーに座って1個の携帯を眺めるジンと玄樹。

ほんと、自由やな

俺と海人は飲めへんし
自分らも強くないくせに
優太と紫耀が買ってきたアルコール類を持って
2人のあとを追うと

廉、自炊しないくせに調理器具揃ってるね～ってあちこちキッチンの引き出しを開けては、
ナチュラルに嫌味を言う紫耀。

「は？」

優｢どした？｣

「やっぱ優太たち作らんくてええわ」

俺が開けた冷蔵庫には、
ラップをかけられて、焼くだけの状態のグラタンに、サラダ、鍋ごと入ってるのはスープで
タッパーには何品かのおつまみも。

覗き込んできた紫耀は｢あ！プルスケッタ？ブルスケッタだっけ？｣
って言っとるけど俺もようわからん。

優｢すっげえ！！｣

ざわざわし始めるキッチンに
勇太と玄樹、ついに、海人まできて

｢狭すぎやろ｣

海｢なにこれ！すご！！！｣

勇｢Aが持ってきたの？｣

やばいやばいって騒ぎながらも
次々に皿はリビングに運ばれて、

海人はもうグラタンをオーブンに入れとるし、

空になった冷蔵庫には
ジンがアルコールを移してる。

確かに、今日はメンバー来るって言ったけど、
そんなつもりやなくて、
だから俺の家来るなってつもりだったし、

まだ情報公開前だけど、
来年夏に公開する映画の撮影期間中なんだ！
って言ってたくせに、
このために早く起きたんかなと思うと
かなり嬉しいけど、申し訳なくなった。

_
(文字列のバランスをみて、といいますか、廉くんの気持ちや、台詞も標準語になってる事があります。)