▽ ページ15
_
朝、
自分のものと違う アラーム音に目が覚める。
画面がついたままになった
恭平の携帯のアラームを止め、
起き上がったのは6:30。
セットするの早いなあ、なんて思いながらも
恭平の腕から抜けて 布団から離れれば
自分は上裸のくせに
私にはちゃんと服を着せてくれていることに気がついて、つい 頬が緩む。
まだ寝ている恭平に布団を掛け直して
リビングに行けば 、ちゃんと消されたテレビに
机の上に出されているお水と
確認をしていたのであろう仕事の資料が目に入る。
恭平 何時に寝たんやろ、
少なくとも 私が眠るまで隣にいてくれたのに
あの後起きて台本見たりしてたんかなって思うと
同じ仕事をしている人として、
ほんまにすごいと思う。
こんなんしても、普段のキャラとかあるから
恭平の場合 伝わりにくいのが 悔しいけど
少しでも長く寝させてあげたくて、
できるだけ静かに 身支度をして
朝ごはんを簡単に用意した。
時刻は8時過ぎ。
元々仲悪い訳でもないし
一緒に行ってもええ気はするけど
服とか変えなきゃ 変に思われるし
そろそろ帰らなきゃあかんなって
まだ眠っている恭平を起こすのは気が引けたけど
そのまま帰れば あとからなんて言われるか、
思い出されるのは、昨日の恭平の態度で
軽く肩を揺するように声をかければ
目を擦って ぼーっとこちらを見る恭平。
まだ、焦点もあっていないような気がする。
｢おはよ、恭平。｣
『ん、おはよ』
｢服 着せてくれてありがと｣
『んー』
｢今8時半くらいなんだけど、そろそろ帰るね
起こしちゃってごめん、」
私がそういうと、恭平は
上裸のまま ぎゅっと抱きついてくる。
『もう帰るん？はや』
｢うん、｣
『まだええって』
「良くない、恭平もちゃんと起きて準備してや」
んー、と納得いかないように
私のお腹に顔を埋めたまま 離れない恭平。
こんな恭平、初めて見るんやけど
毎朝こんななん？？？
いつもより、随分甘えたな彼に
てきとうに落ちているパーカーを被せて、
布団から引っ張り出した。
_
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1019人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みおり(プロフ) - ほんとにストーリーとかその進み方とかすっごい好きです！ありがとうございました！ (2020年1月21日 21時) (
レス) id: 6ca2fdf1f4 (このIDを非表示/違反報告)
なぁち(プロフ) - 早く続きが見たいです、、（ ; ; ）更新待ってます！ (2019年11月30日 8時) (レス) id: ee9901d79b (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく拝見しております(^^)リクエストなんですが、Aぇ！groupとのお話と個人的に好きな福本太晴くんとのお話が見たいです！ (2019年9月3日 14時) (レス) id: b93d88535b (このIDを非表示/違反報告)
枝道佑駿 - 更新頑張ってください！ (2019年8月30日 9時) (レス) id: 2d67824209 (このIDを非表示/違反報告)
枝道佑駿 - 微笑ましく（？）読んでます！どんな話でもいいので、みっちーとのお話を、お願いします！！ (2019年8月30日 9時) (レス) id: 2d67824209 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：！
| 作成日時：2019年8月14日 3時
