夏の予定 ページ7
_ Nishihata Daigo Side.
｢今どこ？｣
『よくわからへん』
｢駅出たら右やで？｣
『右には出たから最初は合ってたと思うねん
けどなぁ〜』
用事があったから、大吾くんの最寄りの2個前まで来てるんやけど、
このまま行ってもええ？
Aがそう連絡してきたのはもう20分も前
急いで片付けたのに
全然来ないから、心配になって
こっちから電話をしてみれば、
案の定迷ってて
ついこの間来たやん、って言っても
この間は丈くんも恭平も大橋くんもいた！なんて、
言い訳が返ってきた。
そう言えば、Aは
廉の家も中々覚えれなかったんだよな、
やっぱり迎えに行けばよかったと思ったところで
『あ！これかも！』
電話越しに急に嬉しそうな声が聞こえて
締め切ってたカーテンを開ければ
確かに、反対車線に見慣れた姿が見えた。
｢あー、あってるわ｣
『やっぱり？私すごいやん！』
｢気をつけて渡って来ぃや？｣
『え、見えてるん？』
｢見えてるよ笑｣
見えてるって言えば、少し顔を上げて
大きく手を振って来るのがかわいくて
振り返すのが、少し照れくさくなる。
必要の無くなった電話を切って
到着を待てば
間もなくして鳴ったチャイムに
玄関の扉を開ければ
迷ってないですよって顔して
『ちゃんと来れた！』
なんて言い出すから
アホやなって思うのに
つい、
褒めたくなって
彼女の頭に 手が伸びる、
『え、なんで撫でられてるん？！』
｢よくできましたってやつやな笑｣
『ちっちゃい子やないで？誰でも出来るやろ！』
｢どの口が言っとんねん、｣
人のツッコミも、ふふって笑ってかわして、
久しぶりの大吾くんの家や〜
って嬉しそうにリビングに入ってくAの後ろ姿を見て
なんか 、
たどり着いただけで嬉しそうにしてんのも
久しぶりや〜って俺の家に来ることを喜んでくれることも
全部、かわええな〜って見てしまう俺は
相当単純なのかも知れない。
｢帰りはちゃんと送らせてな｣
『大吾くんの助手席第2弾？』
｢ドライブもしとく？｣
『海行きたい！』
｢近くにないとこ言うのやめてや笑｣
『夏に連れてって？』
クッションを両手で抱いて
そーやってお願いされれば
きっと、この夏がどんなに忙しくたって
無理矢理に時間を作ってでも
連れてってしまうんやと思う。
_
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卍 - きょーちゃんとひたすらイチャイチャするお話が見てみたいです！できたらで良いので、ぜひよろしくお願いします。 (2019年8月12日 0時) (
レス) id: 60b9dd190d (このIDを非表示/違反報告)
叶(プロフ) - きょへきょろ卍さん» ありがとうございます！こちらこそここまで読み続けてくださってありがとうございました！！！更新頑張ります〜！！！ (2019年7月25日 2時) (レス) id: fd99e6c456 (このIDを非表示/違反報告)
きょへきょろ卍 - 作者さん！本編終了おめでとうございますっ!!そしてそしてきょへ君と両思い!!ありがとうございます！希望していたのですごく嬉しいです!きょへ〜〜〜!!!ってなりました(笑)これからも更新してくれることがすっごく嬉しいです！頑張ってください!!応援してます！ (2019年7月23日 21時) (レス) id: 3e348626aa (このIDを非表示/違反報告)
叶(プロフ) - 故哀さん» コメントありがとうございました！そのように言ってくださってとっても嬉しく思っております(；▽；)今後も時々読んでいただけると嬉しいです！！ (2019年7月22日 2時) (レス) id: fd99e6c456 (このIDを非表示/違反報告)
叶(プロフ) - ?????さん» コメントありがとうございました！参考にさせていただきました！！また、更新が遅れてしまってすみませんでした。まだ読んでくださっていると嬉しく思います(^^♪ (2019年7月22日 2時) (レス) id: fd99e6c456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！
| 作成日時：2019年5月30日 3時
