49話 ページ42
ついにこの日がやってきた。
ut「夏や！」
sho「海やー！」
hm「青春だ〜！」
ということで私たちは今海にいる。前から言っていた合宿に来ているのだ。
合宿先は国内沿岸。海は綺麗だし、交通量の少ない田舎ということもあり空気が美味しい。
hm「ね、ね！Aちゃん水着に着替えてこようよ！」
なんだかんだ言ってヒメカちゃんも楽しんでいるようで良かった。
『うん、わかった！』
水着の入ったバッグを持ってヒメカちゃんとビーチ付近にあるプレハブの更衣室まで向かう。大きな荷物は既にホテルに置いてある。
明るい日中のうちに遊べるだけ遊んで、夜は本来の目的である生徒会の作業をすることになっているのだ。
更衣室はプレハブと言えどしっかりしており、外見より中は広くなっているため着替えやすかった。
『あっ、』
ある程度着替え終わり、荷物もまとめていると首から何か落ちた。
hm「あれ？Aちゃん、なにか落としたよ？」
ヒメカちゃんがそれを拾い上げてくれた。母から貰った護身用のネックレスだった。
普段はシルバーチェーンにちゃんと繋がっていたし、落ちることは無かった。なんで急に……｡
少し嫌な予感を感じる。
hm「つけてあげるよ！」
『ありがとう』
ヒメカちゃんは私を手招きして椅子に座らせるとネックレスをつけ直してくれた。
hm「……え！？」
するとヒメカちゃんがいきなり驚いたような声を上げた。
hm「Aちゃん…、これ……」
ヒメカちゃんに言われ魔法で鏡を使って背中を見る。
『え……』
思わず声が出る。
肩付近に魔法陣が禍々しく印されていたのだ。
『嘘……なんでこれ…』
今まで気づかなかった。お風呂でシャワーを浴びる時もあまり背中は鏡で見ないから。
それに、これって……
hm「だ、大丈夫なの…？」
ヒメカちゃんの声にハッとする。
少し冷静になって考える。
今日いきなり出た訳では無いと仮定すると、今までも気付かず生活していたから大丈夫だろう。
『うん、大丈夫だよ。』
パーカーを手に取り、魔法陣を隠すようにして急いで着る。
『それじゃあ行こっか！』
ヒメカちゃんは不安そうな顔をしていたが、本当に何も無いので気にしないで欲しいと伝えた。
今日を心待ちにしてくれたに違いない。そんな空気を壊したくないのだ。
他の生徒会メンバーと合流するために2人でビーチに向かった。
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むあん(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます〜！ (7月31日 20時) (
レス) id: 6c930b7d9a (このIDを非表示/違反報告)
暁 - なるほどッ...このヒロイン...好きッ！！！！！ (7月31日 12時) (レス) @page15 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ｢まだ平和な方｣って…もしかして平和(物理)…！？続きが気になって仕方がないです…！更新楽しみに待ってます！ (6月26日 13時) (レス) @page42 id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
むあん(プロフ) - くれぴとさん» コメントありがとうございます！差別しない夢主様…素敵です😌 (5月14日 11時) (レス) id: 6c930b7d9a (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 夢主ちゃん！差別をしないその志！日本人の鑑だぁ！！見習います() (2023年5月7日 10時) (レス) id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むあん | 作成日時：2023年4月8日 9時
