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ci「A……」
焦ったようにチーノが声をかけるが、知ったこっちゃない。
『あの、訳わかんないこと言わないでもらっていいですか？つまり、私があなた達目当てで入ろうとしたって勘違いしてるんですよね？そんな訳ないじゃないですか。正直ぜんっぜん興味もありません。なんなら入りたくないです。入れてもらわなくて結構なので。』
おっ…と、少し言いすぎてしまったかも……。いくら酷いことを言われたからって、この人数を前にして会長に喧嘩売るって、もしかして、全校に晒されるのでは？！
しかし、そんな私とは裏腹に、グルッペン会長はニヤリと笑った。
hm「グルッペン先輩！Aちゃんは私たち3人でスカウトしたんです！」
syp「この前の宿泊研修で問題があったんですけど、その時に解決してくれたんです。」
ヒメカちゃんとショッピが援護射撃に入る。
一方会長の方は、肩を震わせ笑っているようだった。しばらく、くつくつと笑い、そしてグルッペン会長は私をまっすぐ見た。
gr「そうか……まずは、不快になるようなことを言ってしまい申し訳ない。なんせ、ここにいる奴らは生徒会メンバーということで好奇な目で見られるのが嫌いだからな…少し試させてもらったんだ、本当に申し訳ない。」
そう謝られるとどうも冷静になってくる。
gr「それと……ヒメカは観察保護対象、と言ったが、実はAさん、君もそうなんだ。」
『えっ、』
kn「は！？！？」
グルッペン会長がまさかの発言をすると、コネシマ先輩が大きな声を出した。周りの攻略キャラ達は少し顔を顰めていた。
gr「実は教職員の方々から依頼が来ていてね……もし、スカウトという形で生徒会に入ってくれるなら万々歳。歓迎するんだゾ。」
状況に追いつけていないが、後ろの3人がガッツポーズしているところを見ると、どうやら私は生徒会に入ったらしい。
gr「まぁ詳しいことはこのトントンに聞いてくれ。歓迎会はまた後日やるとしよう。」
それじゃあ解散、という声でその日の会議は終わり、ヒメカちゃんに
hm「やったねAちゃん！！」
と抱きつかれた。まだ放心している私にひとらん先輩が近づいてきた。
ht「Aさん、凄いじゃん。」
『すいません……言おうと思ったんですけど……』
ちら、と頭上の好感度ゲージを見ると13%に。バッと周りを見渡すと、何故か他の攻略キャラもまばらだが少しだけ好感度が上がっていた。
もう嫌だ……。その日は心の中で涙するしかなかった。
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むあん(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます〜！ (7月31日 20時) (
レス) id: 6c930b7d9a (このIDを非表示/違反報告)
暁 - なるほどッ...このヒロイン...好きッ！！！！！ (7月31日 12時) (レス) @page15 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ｢まだ平和な方｣って…もしかして平和(物理)…！？続きが気になって仕方がないです…！更新楽しみに待ってます！ (6月26日 13時) (レス) @page42 id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
むあん(プロフ) - くれぴとさん» コメントありがとうございます！差別しない夢主様…素敵です😌 (5月14日 11時) (レス) id: 6c930b7d9a (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 夢主ちゃん！差別をしないその志！日本人の鑑だぁ！！見習います() (2023年5月7日 10時) (レス) id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むあん | 作成日時：2023年4月8日 9時
