繝偵Ο繧､繝ｳ縺ｮ蜆ｪ縺励＞蜿倶ｺｺ ページ12
hm視点
気がつくとそこは知らない世界だった。
周りには黒いローブを身にまとった人達が大勢いて私を取り囲んでいた。学校帰りで制服のままな私はわけも分からず混乱していた。
怪しげな人達が私をどこかへ連れていこうとするので抵抗した。あまりに私がしつこかったのか、その中の一人が拳を振り上げた。
＿＿＿殴られるっ！
目を瞑りこれからくるであろう衝撃にそなえる。しかしいつまで経っても衝撃は襲ってこない。恐る恐る目を開けるとそこにはブロンドヘアの、赤眼の男性が立っていた。
?「ふむ……黒魔法を使った異世界召喚か…つい面白くて見入っていたがさすがに女性に手を挙げるのは気に入らない。」
ブツブツと独り言を言う彼は膝をつき、座り込む私に目線を合わせた。
?「名前は？」
hm「い、一ノ瀬、姫華です……」
?「イチノセ、今から警備隊が来る。俺がここにいたことは言わないでくれ。」
そう言うと彼はどこかへ行ってしまった。しばらくボーッとしているとドタバタと足音が聞こえ、警備隊の人達がやってきた。
私は保護された。
警備隊の人だけにとどまらず、たくさんの偉い人だと思われる方と会った。元の世界に戻る選択肢もあったけれど私には元の世界に居場所はなかった。
親はおらず孤児院で育った。小学校は平和に過ごしていたが中学に上がると私は他の人と違うんだと気づいた。
私は女の子が好きだ。恋愛対象として。
それに気付いたのはずっと前だし、特に気にしてはいなかった。しかし、中学生になって、今まで接してこなかったタイプの人たちと話すようになった時。私はおかしいのだと知った。そしてバレた。
世間は自由に恋をするべきだと言っていた。自由に人を愛していいのだと。でも現実はそうはいかない。身近に異端者がいる、と虐められた。避けられた。好奇の目に晒された。
なら、この新しい世界で、もう一度。隠し通してやり直そう。そう思った。
ここの人達は優しくて、養子としてある老夫婦のところへ引き取ってもらい、学校へ行くことも許していただいた。元の世界なら高校2年生だったけれど、ここの知識が身についてないこともあり1年生として、我々学園に入学した。
入学してから気付いたことで、どうやらこの世界には苗字は珍しいようだ。なんでも、特別良い功績を残した人とその家系のみ、姓を貰えるそう。だから、周りが私を見る目は奇妙なものではあった。
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むあん(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます〜！ (7月31日 20時) (
レス) id: 6c930b7d9a (このIDを非表示/違反報告)
暁 - なるほどッ...このヒロイン...好きッ！！！！！ (7月31日 12時) (レス) @page15 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ｢まだ平和な方｣って…もしかして平和(物理)…！？続きが気になって仕方がないです…！更新楽しみに待ってます！ (6月26日 13時) (レス) @page42 id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
むあん(プロフ) - くれぴとさん» コメントありがとうございます！差別しない夢主様…素敵です😌 (5月14日 11時) (レス) id: 6c930b7d9a (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 夢主ちゃん！差別をしないその志！日本人の鑑だぁ！！見習います() (2023年5月7日 10時) (レス) id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むあん | 作成日時：2023年4月8日 9時
