45話《Strong against quarrel》 ページ45
_No side_
Aは後ろの方からくる殺気にビクついた。後ろを見ると、誰も居なく、勘違いだったのだろう、と思いまた万次郎と武道の方を見た。
万次郎「ん?にぃ!どうした〜?」
武道「A君!マイキー止めてくださいよぉ(泣)」
A「あ〜、万次郎。人の嫌がることはすんなよ?武道可哀想だろ」ナデナデ
Aは武道の頭を撫でる。それを羨ましそうに見つめる万次郎。
万次郎「たけみっち……」ギロッ
A「こら睨むな万次郎」
Aは万次郎を一度叩く。
万次郎「あははっ♡たけみっち〜、俺のにぃに惚れんなよ〜?」
A「万次郎、俺はお前のじゃ…」
二人が呑気にそんな話をしていると、何十人かの不良がバットやらなんやらをもって近付いてきた。
不良1「よォ、マイキーちゃん。ぶっ殺してやるよ」
不良2「今更逃げたって遅いでちゅからねぇ〜」
舐め腐ったような口調で万次郎を煽る不良から守る為、万次郎の前に腕を出したA。
万次郎「気にしなくていいよ、にぃ。俺が潰すから」
A「……」ニコニコ
万次郎「」ピクッ
万次郎はAから出る笑顔の圧でビクついた。そしてAは不良に近付き、脇腹に思い切り蹴りを入れた。
不良1「グハァッ!」
不良2「何すんだテメェ!」
不良のひとりが襲いかかろうとすると、Aは其奴の髪の毛を掴み、膝に顔面をぶつけさせた。
後ろにいた不良達も、バットをもって近付いてくる。が、そんなことは関係ないかのように、Aは確実に仕留めていく。
一分もすると、数十人の不良達は全員地面に倒れ込んでいた。
A「いいかテメェ等。人の弟に手ェ出す前なら、俺を殺せるようになってからやれよ。
俺も殺せねェ雑魚共が、俺の弟に手ェ出していい理由になんてならねぇんだよ。
分かったら消えろ糞共」
Aはガチトーンで不良達に言い放ち、その不良たちはAに恐れ戦き必死に走って逃げていった。
万次郎「にぃ!!!」ギュュュュュッ
その不良達が居なくなると、万次郎は勢い良く抱き着いてきた。その反動で、Aは後ろに倒れ込む。
A「程度を考えろよ…」
万次郎「えへへっ♡にぃだいすき〜♡」
何時もよりテンションの高い万次郎を撫でつつ、立ち上がる。
A「大丈夫か?武道」ニコッ
武道「は、はい!強いんスね!A君!」
A「万次郎の方が強いけどな」
他愛のない話をしていると、いつの間にか日も落ちて、それぞれ帰ることにした。
46話《I didn't want to meet》→←44話《Nice to meet you》
72人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 反応が嬉しすぎます!ありがとうございます!リクエストあればまたお願いします! (2021年10月29日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございます🥺❤️めっちゃ嬉しいです!ニヤニヤしながら読みました!イザナにプレゼント🎁買っていたけど何買ったのかな😊 (2021年10月29日 6時) (レス) @page22 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 了解致しました!リクエスト本当にありがとうございます!必ずそうさせて頂きますので、少々お待ちください。 (2021年10月27日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ!!ほんとですか??いいんですか??🤤リクエストはバジさんとか春千夜とか灰谷兄弟とかもし絡みがあったらみたいなぁーって思ってます! (2021年10月27日 1時) (レス) id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。ありがとうございます、そのように言って頂けると本当に嬉しい限りです。何か話のリクエストございましたらお願い致します。必ずお受け致します。 (2021年10月25日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:匿名F | 作成日時:2021年10月17日 10時