23話《Present》 ページ23
_No side_
イザナは袋を開け、中にある箱を手に取る。
イザナ「コレ何?」
Aは、「開けてみて」と少し笑って言った。笑うことが珍しいAが笑った事で、イザナは期待しながら箱を開けた。
中には
金色の小さな懐中時計が入っていた。
イザナは箱から懐中時計を取り出す。
イザナ「キレ〜!なんでくれたの?」
A「いつも一緒に居てくれたから、これからも宜しくの意味を込めて」
その言葉にイザナはみるみるうちに顔を赤くさせた。Aも、無表情ではなく、少し微笑みながら言った。
イザナ「…ありがと……。」
イザナはまたAに抱き着く。先程よりもずっと強く。
イザナは懐中時計を絝につけた。小さいがため、隠れるが、イザナは喜んでいた。
イザナ「あ、コレあげる」
イザナは一度離れてAに何かを渡す。Aは受け取り、見てみると、黒いブレスレットだった。
イザナ「鎖付けてたら首痛いでしょ?」
イザナはAの首の鎖を外し、「腕に着けて♡」と言った。
Aは言われた通り腕に付ける。
真っ白な肌によく目立つ黒いブレスレットはイザナをもっと笑顔にさせた。
__
_イザナ side_
Aはオレに堕ちた。Aは俺が作った…『オレのモノ』だ。
でも彼奴はオレに作られたあとから笑わなくなった。オレが悪いのか?
いいや違う。オレは彼奴の全てなんだ。オレが命令すれば彼奴は笑う、……筈だ。
彼奴は今日何処に行ったんだろう
昨日と今日とじゃ何か違った。
容姿的には何も変わってない。変わったのは…
彼奴が笑った事だけ。
Aの笑顔を見たのは何時ぶりだろう。
嬉しかったが__それよりも嫉妬心がオレの中にあった。
オレのモノなのに、オレが変化に気付かないなんて可笑しいだろ?
彼奴は…Aはオレのモノなんだから。
もう絶対離れないように、マイキーの記憶とその周りのヤツらの記憶は全部無くした。
なのに、何が足りなかった?
Aは俺以外の誰に笑顔を見せた?
Aはオレのモノ。俺以外必要ないんだ。
あはっ♡
あの時Aに会って無かったら、俺は今頃どうしてたかな……
なぁんて、柄じゃねぇ事言うのは気分が悪ぃ。
あの時オレに会ってなかったら、今のAは居ねぇんだ。
だからこれからも永遠にオレと生きような♡
A♡
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シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 反応が嬉しすぎます!ありがとうございます!リクエストあればまたお願いします! (2021年10月29日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございます🥺❤️めっちゃ嬉しいです!ニヤニヤしながら読みました!イザナにプレゼント🎁買っていたけど何買ったのかな😊 (2021年10月29日 6時) (レス) @page22 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 了解致しました!リクエスト本当にありがとうございます!必ずそうさせて頂きますので、少々お待ちください。 (2021年10月27日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ!!ほんとですか??いいんですか??🤤リクエストはバジさんとか春千夜とか灰谷兄弟とかもし絡みがあったらみたいなぁーって思ってます! (2021年10月27日 1時) (レス) id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。ありがとうございます、そのように言って頂けると本当に嬉しい限りです。何か話のリクエストございましたらお願い致します。必ずお受け致します。 (2021年10月25日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名F | 作成日時:2021年10月17日 10時