15話《If there is nothing》 ページ15
＿No side＿
夜の六時頃、辺りでは雨が降り始めていた。裏路地には傘をささずに一人蹲った少年が。
A「……何も無いなら…
とても脆く淡い声でボソボソと呟いたたった一言。それは、近くにいた白い髪の男に聞かれていたことには気付いていなかった。
？「消えたいの？A」
その男はAに近付き腕を掴んだ。まるで、Aに自分の顔を見させる為のように。
A「…黒川、イザナ」
イザナ「あはっ♡久し振りだねA♡」
イザナはAの顔に手を添え、撫で始めた。
イザナ「A、空っぽだねぇ♡」
イザナ「…
イザナ「ならAに生きる意味なんてないよね？」
Aはその言葉にだけ反応し、首を縦に降った。
イザナ「じゃあ、俺が生きる意味をあげる」
その言葉を聞いて、Aはイザナの顔を見た。何かを含んでいそうな笑顔で、Aの頬に手を添えている。
イザナ「空っぽのAを俺でいっぱいにしてあげるから、一生離れず俺の傍に居る、それだけ。簡単でしょ？」
「ま、今のAに『選択』なんて必要ないか」と付け足して笑い、
イザナ「頷いてくれるよね♡」
と言った。空っぽのAは言われた通り頷きイザナは口角を上げた。
イザナ「いい子」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
イザナ「A、少しだけ寝てて？」
その言葉を合図に、Aはガクンと倒れた。まるで、電池の切れたロボットのように。
倒れたAを抱えて立ち上がるイザナ。
イザナ「軽っ」
イザナ「やっと俺のモノになった…あはっ♡
一生離してあげないから♡」
そう言って、イザナは裏路地から出ていった。
＿＿*
イザナ推しの方申し訳ございませんでした。他人に興味が無いはずのイザナがこんな事するの可笑しいですよね、本当に申し訳ありません。
不快な思いをされた方は本当に申し訳ありません。コメント欄に書いてくだされば、直すor削除させていただきますので、ご遠慮なさらず言ってください。
後、リクエスト等ございましたらコメント欄にてお待ち致します。誰と絡ませて欲しいとか絡ませる相手＆内容をザックリ書いていただいても結構です。何卒よろしくお願いいたします。
16話《Temporary dream》→←14話《I do not understand》
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シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 反応が嬉しすぎます！ありがとうございます！リクエストあればまたお願いします！ (2021年10月29日 7時) (
レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございます🥺❤️めっちゃ嬉しいです！ニヤニヤしながら読みました！イザナにプレゼント🎁買っていたけど何買ったのかな😊 (2021年10月29日 6時) (レス) @page22 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 了解致しました！リクエスト本当にありがとうございます！必ずそうさせて頂きますので、少々お待ちください。 (2021年10月27日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ！！ほんとですか？？いいんですか？？🤤リクエストはバジさんとか春千夜とか灰谷兄弟とかもし絡みがあったらみたいなぁーって思ってます！ (2021年10月27日 1時) (レス) id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。ありがとうございます、そのように言って頂けると本当に嬉しい限りです。何か話のリクエストございましたらお願い致します。必ずお受け致します。 (2021年10月25日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名F | 作成日時：2021年10月17日 10時
