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A 「マルチーズより可愛い」
亜嵐 「どれどれ!見せて!」
玲於 「やっ、やめろぉ!」
さっき共演したばっかりのマルチーズを手に、Aのスマホを奪い取ろうとする玲於
その健闘もむなしく、あっという間にメンディーに取り押さえられ。
亜嵐 「本当に可愛い〜!」
裕太 「マルチーズが引き立て役に見える」
A 「こら」
いつの間にか近くに来ていた裕太までもが、可愛い可愛いと言う始末。
当の本人は、メンディーの腕の中で 耳まで真っ赤にしています。
玲於 「……俺だけずるい」
A 「もちろん、亜嵐にもやってもらいます」
亜嵐 「やるやる!」
裕太 「玲於とは次元が違うな」
佐野さんのやられた詐欺とは訳が違う、亜嵐のやれやれ詐欺。
裕太が軽くツッコミを入れても、そんなの知らん顔で亜嵐はトイプードルを持ってくる。
亜嵐 「どうすればいい?」
A 「んーと……じゃあ、トイプードルをカップに入れてくださーい」
亜嵐 「スポッ」
A 「それを床に置いてくださーい」
亜嵐 「コトン」
A 「食べるフリをしてくださーい」
亜嵐 「カプッ」
カシャッ!
A 「きゃわいいっ!」
裕太 「いやいや、擬音多すぎや」
シャッター音の後、Aの画面に映っていたのは。
カップの中にすっぽり収まった茶色いトイプードルを食べようとする亜嵐の図。
目元がクシャってなってるのが、Aにとっては とてつもなくツボらしい。
亜嵐 「おおー!俺じゃないみたい!」
玲於 「自分で言うなし」
A 「次メンディーさんね!」
メンディー 「おっ、俺?」
まさか自分に来るとは思ってなかったメンディー。
素っ頓狂な声を上げながら、抜け出した玲於の代わりに 腕の中に入ってきたドーベルマンをAの前まで持ってくる。
裕太 「……」
その様子を横目で見ている裕太。
次は絶対俺に来るやろ……。
そう思っていた彼の予想もむなしく、Aは 自分の目に止まったメンディーの方に行ってしまった。
パグに顔に剃り寄せて 満面の笑みを作るところまで準備していた裕太。
裕太 「……貧相な時代やな」
キャウンッ!
ブサカワなパグの顔面を見つめ、そう呟く裕太の顔を、べローンと舐める犬。
くさい……。
さっきの笑顔が嘘だったかのような、しかめっ面でメンディーを睨む裕太。
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モン(プロフ) - GENEのおめでたい日に私は入試です!何か縁があるのか…?頑張ってきます(^^) しょこらさんのお話も読めたし高まってます!!!! (2015年11月21日 7時) (レス) id: fa9bc56b37 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんぷー - そーなんだよー!! でもジェネかるた本当に商品かしてくれないかな〜 (2015年11月15日 9時) (レス) id: 76f3550fbc (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - ないのか〜!( 笑 )譲ってもらいたかったくらいだよっ( 笑 )んふふ、ジェネかるた的なやつね、格言言わなきゃ!( 笑 ) (2015年11月14日 12時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
にゃんぷー - だしょーww でももう無いんだよねー残念ながらww 「メンディーの嫉妬は地を要するもの」って何か格言みたいww (2015年11月14日 8時) (レス) id: 76f3550fbc (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - narさん» ああああ!!そう言って下さるnarさんが私は大好きですぅぅぅ!(笑)玲於が好きだなんて〜、運命感じちゃいますねっ、ふはっ!(笑)移行後もよろしくお願いします!(笑) (2015年11月14日 0時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しょこら | 作成日時:2015年11月5日 19時