▽ ページ20
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敬浩さんとは明らかに違う
低くて どこか優しい声が上から降ってきて。
その聞き覚えのある感覚に 目を見開く。
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A ｢さ、佐野さん……っ？｣
.
バッ！振り向くと。
そこには 敬浩ファンによってボロボロにされた佐野さんが、仁王立ちで 私を覆うように立っていて。
下から見ても分かるくらい。
その顔は 今まで無いほど険しい。
敬浩 ｢あっ、玲於ちゃ〜ん！｣
玲於 ｢……っ、涼太くんはあっちです｣
敬浩 ｢ほんとっ！？……てか、この子誰？｣
A ｢…ぁ……｣
険しいままの表情の佐野さんが軽く舌打ちをして
自分の背中に私を隠した。
けど、敬浩さんも負けじと
私の顔を見ようとする。
敬浩 ｢ちょっ、見せてよ顔｣
玲於｢嫌です｣
敬浩 ｢なになに？玲於の彼女？｣
A ｢っ!?｣
.
玲於 ｢……なわけないじゃないですか｣
.
ズキッ────…
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耳元で聞こえたその言葉に
心臓が、一瞬息の根を止めた。
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敬浩 ｢なんだ〜つまんねーの｣
玲於 ｢当たり前じゃないっすか。ていうか、コイツ俺らのお嬢さまですし｣
敬浩 ｢あっ！もしかして 噂のAちゃん？｣
ちらっと私の顔を見てきた敬浩さんと
少しだけ目が合った私。
けど すぐに目をそらして。
敬浩 ｢……？｣
玲於 ｢あ、涼太くん あっちにいますって｣
敬浩 ｢あ〜、いいや。飽きちゃった♡｣
玲於 ｢は……？｣
突然そう言い出した敬浩さんは
後ろに群がる女子達に｢さぁ！散った散った〜！｣と声をかけ
俺も帰るわ〜！と その場を去っていった。
A ｢…………｣
玲於 ｢……怪我、ない？｣
私を守るために立ちはだかっていた体を私の方に向けて
私の目線に合わせるようにしゃがみこむ佐野さん。
玲於 ｢震えてんじゃん｣
A ｢……っ｣
玲於 ｢怖かった……？｣
こくん、と肯けば。
ごめん、と呟いて。
佐野さんは しゃがんだままの私をそっと抱きしめた。
A ｢……ぅ……っ｣
玲於 ｢ごめん、ごめんな｣
A ｢……うぅっ…………｣
堪えていた何かが、どんどん溢れてくる。
嗚咽を必死で殺しながら 彼のシャツを染めていくのは、私の涙。
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モン(プロフ) - GENEのおめでたい日に私は入試です！何か縁があるのか…？頑張ってきます(^^) しょこらさんのお話も読めたし高まってます！！！！ (2015年11月21日 7時) (
レス) id: fa9bc56b37 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんぷー - そーなんだよー!! でもジェネかるた本当に商品かしてくれないかな〜 (2015年11月15日 9時) (レス) id: 76f3550fbc (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - ないのか〜！( 笑 )譲ってもらいたかったくらいだよっ( 笑 )んふふ、ジェネかるた的なやつね、格言言わなきゃ！( 笑 ) (2015年11月14日 12時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
にゃんぷー - だしょーww でももう無いんだよねー残念ながらww 「メンディーの嫉妬は地を要するもの」って何か格言みたいww (2015年11月14日 8時) (レス) id: 76f3550fbc (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - narさん» ああああ！！そう言って下さるnarさんが私は大好きですぅぅぅ！（笑）玲於が好きだなんて〜、運命感じちゃいますねっ、ふはっ！（笑）移行後もよろしくお願いします！（笑） (2015年11月14日 0時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょこら
| 作成日時：2015年11月5日 19時
