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貴｢数原さんは お屋敷の前に車出して？｣
龍｢…わかった｣
行くのは私と数原さんなんだから、運転ができる数原さんが車のハンドルを持つのですよ。
当たり前でしょー！
玲｢龍友くんだけずるい｣
龍｢いや、俺も今さっき知ったし｣
そりゃそうだ。
昨日帰ってきて すぐ数原さんの部屋まで行って
『明日夏恋ちゃんとデートだからねー！』
とは叫んだけど、どこ行くかまでは言ってなかったし。
貴｢今度一緒に行ってあげるからー｣
玲｢ほんと？｣
なっ、なぜだ…。
なぜそんなウルウルな瞳で私を見つめる…。
貴｢私よりもでかいくせに、わざとらしく上目遣いで見ないでください｣
その瞳に弱いんです、私。
貴｢てことで！くーれーぐーれーも…ついてこないでよっ？｣
涼｢えっ？なんで？｣
亜｢ついてく気満々なんですけど｣
私が言った瞬間にタイミングよく階段を駆け下りてきた涼太と亜嵐は。
アウトドア専用の私服とを身にまとい、いつでも出かけられるよ！スタイルで私に話しかけてくる。
…バカなのか天然なのか、そこの瀬戸際はっきりさせよう。
龍｢お嬢さまー｣
貴｢お！数原さん、ナイスタイミング！｣
俺もー！なんて駄々をこねる執事たちに捕まりかけたところに、ちょうど数原さんの運転する車が走ってきた。
サングラスをかけてキメてきた数原さんが、私に向かって手を振る。
貴｢お邪魔します！｣
龍｢どうぞー｣
私の腕に絡み付いてくる、涼太の長い腕を振りほどき。
やっとの思いでリムジンの助手席に乗り込む。
龍｢今日は後ろじゃなくていいんですか？｣
入れろー！と、閉め切った窓をバンバン叩きまくる執事たちをガン無視する数原さんが、後ろの広い空間を指さした。
貴｢んー、今日は隣がいい｣
龍｢うわっ、お嬢さまが甘えるとか珍しい｣
貴｢…ハンドルを握ってみたいのです｣
龍｢頼むからやめてくれ｣
事故るわ！と軽快なツッコミをかまし、もれなくリムジンは出発。
同行を諦めたらしい執事たちも、パラパラとちっていく。
龍｢なんで、遊園地なんですか？｣
貴｢夏恋ちゃんがはしゃぎそうじゃん｣
龍｢あー…｣
確かに、なんて笑う数原さん。
もしかしたら、今 夏恋ちゃんのことを考えてるのかもしれない。
…数原さんの思ってることなんて、考えたこともなかったな。
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しょこら(プロフ) - 妃菜さん» ６の方にもコメントしていただいて、本当に嬉しいです！よかった〜、藤井姉妹の恋愛事情、少し長めに続いたので自信なかったんですよ……好きって言ってくださって本当に嬉しいです！これからもご贔屓によろしくお願いしますっ( 笑 ) (2015年11月16日 21時) (
レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
妃菜 - 最初から楽しみに見てます！特に藤井姉妹の恋愛事情が好き！ほんとに面白いです！頑張って下さい (2015年11月16日 16時) (レス) id: 1be76d0023 (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - narさん» 王様ゲーム！ゾクゾクしますねぇ…( 笑 )了解しました！では楽しみに待っていてくださいね！ (2015年10月25日 12時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - はーるさん» ありがとうございますっ！了解しました〜！では、楽しみに待っていてくださいね！！ (2015年10月25日 12時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - ぴよこさん» 旅行ですかっ!!新しい発送っ!!少し長くなってしまうかもなので…それは後日、本編に盛り込む形にさせてもらってもよろしいでしょうか？？ (2015年10月25日 12時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょこら
| 作成日時：2015年10月15日 23時
