▽第二章 聖マリア女学園△ ページ32
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チュンチュンッ────...
カーテンの隙間から差し込む光に目を細める。
実に優雅だ。
お金持ちの家って、こんなにも朝がゆったりとしているのか。
貴｢んぅ〜.....｣
布団の中で大きく伸びをす...
貴｢ん？｣
｢A...｣
貴｢は...？｣
なんか、似たような感覚。
体が全く動かない。
耳元で私を呼ぶ声が聞こえる。
これは...まさか...。
龍｢...はよ、Aお嬢さま｣
貴｢なっ...!!?｣
デジャヴ。
まさか、と思って振り向けば。
そこには、寝ぼけた数原さんの顔。
昨日と全く同じじゃん！！！
貴｢なっ、ちょっ！｣
龍｢眠いねぇ｣
貴｢はなれてっ！｣
龍｢うおっ｣
腰に絡みつく腕をひっぺがし、無理やり蹴り飛ばしてベッドから突き落とす。
眠いねぇ、じゃないわ！！
自分のベッドで寝なさいよ！！
龍｢懲りないねぇ、お嬢さまも｣
貴｢まって、それ私のセリフね？｣
龍｢さっさと抱かれればいいものを...｣
貴｢はっ...はぁぁ？｣
いきなり何を言い出したかと思えば。
今、確実に爆弾級の言動放り込んだでしょ。
メ｢はい！起きて起きてー！｣
カンッ！カンッ！カンッ！カンッ！
龍｢うおっ!?｣
貴｢うるっさ！｣
フライパンとおたまを叩きまくりながら、部屋のドアから入ってきたメンディーさん。
それに続いて、中務さんまでもが、ぴーひゃらとお囃子を立てる。
まって、お囃子どっから持ってきた？
裕｢飯じゃ飯じゃ〜｣
メ｢冷めますよー！｣
うるさい。
間違いなく、近所迷惑。
貴｢...命令｣
｢｢えっ...？｣｣
貴｢今日から朝の当番は、ここにいる3人以外の執事にしてーーー！｣
こうして、賑やかで楽しくもない朝が始まるのでした。
----------第二章 聖マリア女学園----------
貴｢ねむい...｣
亜｢お目覚めがよろしくないようで｣
貴｢そりゃそうでしょ、あんな起こされ方したら｣
亜｢すいません｣
メンディーさんの叩くフライパンの音が、未だに頭の中で響いてる午前8時。
あれのおかげで、すっかり目も覚めましたわ。
数原さん効果もバッチリですよ。
一体何を考えてるんだ、君たちは。
亜｢朝食のバケットは、固めでもよろしかったでしょうか？｣
貴｢......｣
亜｢...どうかされましたか？｣
貴｢...いや、昨日と違って静かだなぁって｣
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いくら(プロフ) - ゆずかさん» ですよね！メイちゃんの執事大好きだから、作者さんも好きなのかなって思うと嬉しいです！ (2018年4月2日 20時) (
レス) id: d8925376b9 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - 聖マリア女学院ってメイちゃんの執事と一緒だ〜！作者さんも好きなんですか！？ (2018年2月17日 22時) (レス) id: d8925376b9 (このIDを非表示/違反報告)
きんは - すごくいい！これからもがんばってください！ (2016年1月30日 15時) (レス) id: 90acb15664 (このIDを非表示/違反報告)
りな - レオくんかわい＾＾ 臣くん・・・ これからも頑張ってください (2016年1月6日 14時) (レス) id: e859f2d3f1 (このIDを非表示/違反報告)
涼太らぶ(プロフ) - ですよね(笑)
読みます(笑) (2015年10月31日 23時) (携帯から) (レス) id: 221f02feea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょこら
| 作成日時：2015年10月3日 2時
