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玲「ていうかさ、もう露天風呂入ってる頃じゃね?お嬢さま」
亜「えっ」
涼「すっかり忘れてたー」
龍「聞かれてたかもね」
隼「おーい!Aお嬢さまー!」
メン「ちょっ、隼!」
裕「お嬢さまー!」
私の存在に気づいたらしい執事たちが、途端に私の名前を連呼した始めた。
やばい...っ。
隼「ていうか、この仕切りじゃ、この会話丸聞こえだったよね?」
え!今更!!
今更ですか!!!
けっこーーーーー前から聞こえてましたけど!!!
貴「やっばっいっ!」
向こう側に聞こえないように声を押し殺しながら、口パクでそう連呼しまくる。
そーっと、そーーーーっと、湯船から出て...。
玲「お嬢さまー、そこにいるんでしょー」
隼「玲於かなり棒読み」
裕「お嬢さまぁ!」
涼「Aー!」
亜「ばかやろうっ!」
涼「いてっ」
龍「お嬢さまー、中入りますよー」
メ「覗いちゃいますよぉー」
なんなんだ!
私!あくまでも!お嬢さま!
覗くなんてぜぇぇぇえええええ...........
玲「入りやーす」
龍「うおっ、仕切り登り始めた」
涼「玲於すげー!」
うわぁ!言い切らないうちに!
間違っても裸を見られないように、大急ぎでタオルを体に巻き付ける。
玲「くっ...」
うわぁ!
指先がもう仕切りの上にまで見えてる!!
これはもうやばい。
そして、私は何を思っただろう。
手元にあった桶を掴み、力の限り思いっきり投げた。
貴「んっ!」
かすかに見える、その指先にめがけて。
ガツッ!
玲「ったぁ!!?...あっ」
亜「玲於!?」
メ「おっ、おち...」
裕「誰か玲於キャッチ!」
隼「うわぁぁぁあああ!!!」
ガタガタッ!
ガッシャーンッ!
貴「ふぅ...」
執事たちの火種が燃え移る中、私、Aお嬢さまは。
貴「はぁ〜、きもち〜」
無事、佐野さんの目から逃れ。
2度目の薔薇風呂に浸かってましたとさ。
めでたしめでたし。
...あれ、そういえばお茶風呂入り忘れてたっけ。
まあいいや。
また明日入ろ〜。
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いくら(プロフ) - ゆずかさん» ですよね!メイちゃんの執事大好きだから、作者さんも好きなのかなって思うと嬉しいです! (2018年4月2日 20時) (レス) id: d8925376b9 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - 聖マリア女学院ってメイちゃんの執事と一緒だ〜!作者さんも好きなんですか!? (2018年2月17日 22時) (レス) id: d8925376b9 (このIDを非表示/違反報告)
きんは - すごくいい!これからもがんばってください! (2016年1月30日 15時) (レス) id: 90acb15664 (このIDを非表示/違反報告)
りな - レオくんかわい^^ 臣くん・・・ これからも頑張ってください (2016年1月6日 14時) (レス) id: e859f2d3f1 (このIDを非表示/違反報告)
涼太らぶ(プロフ) - ですよね(笑)
読みます(笑) (2015年10月31日 23時) (携帯から) (レス) id: 221f02feea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しょこら | 作成日時:2015年10月3日 2時