『Smooth』赤緑 ページ6
ジーッと見つめる先。
茶色い髪の合間から見える横顔。
それをジッと飽きもせずに見つめてた。
「…何？｣
「んー？観察してるんよ｣
「気持ち悪いから今すぐやめてくれへん？｣
ムッとしたように背を向けた神ちゃん。
そう言われても今神ちゃんを観察してるから無理。諦めてや。
背後から覗き込むように顔を見れば、思いっきり睨まれた。
「ほんまに、何なん？｣
「やから観察してるんよ。｣
「何を…？｣
何をって…
「神ちゃんの肌」
ジーッと見つめた神ちゃんの顔。というか、肌。
そっと頬を撫でれば手を払い退けられてしまったんやけどね。
「神ちゃんってあまり肌荒れせぇへんな。」
不規則な生活をしてると肌なんかすぐ荒れるのに。
やっぱり気を使ってるだけあるんやろうか。俺なんて、ビチャッと化粧水つけるだけやで。
涼しい室内。
サラリとした頬にまた手を伸ばし撫でれば、ヒドく機嫌の悪そうな顔。
これ以上は確実に部屋を追い出されそうや、
せっかく会いに来た意味がなくなるのは困るから、仕方なく手を引っ込めた…。
「知ってる？好きな人とキスしてド○○キすると肌が綺麗になるらしいで｣
キョトンとする神ちゃん
すぐに、呆れたような顔をして溜め息ひとつ。
「何なんそれ。どこ情報？」
「道行く女子情報。笑｣
「当てにならんわ…」
いやいや。
美容に敏感な彼女達の情報をなめちゃいけない。
なんて、本当かどうかはたいして興味は無いんやけどね。
ただ気になったんは、『ド○○キすると』っていうワード。
それに好奇心が刺激されたんや。
「なぁなぁ、神ちゃん｣
「もー、なに？｣
「神ちゃんって肌綺麗やん。って事はまだキスする度にド○○キしてるん？｣
ニヤリ。
目を細めて口角吊り上げて、神ちゃんの顎を指で掬い見やる。
「な、ちょっ…、アホやないっ？！｣
「あれあれぇ？そんなに焦るなんてもしかして図星なん？？｣
「違ッ！何言ってるんよアホしげ！！｣
払い退けられた手。
肩を押され開いた距離。
睨み付けてくる顔が赤くなってるから、思わず瞠目してしまった…。
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憂(プロフ) - わきやまさん» お返事遅くなり申し訳ありません。JUMPからの遠征ありがとうございます、、！楽しんでいただけて幸いです。 (2018年2月27日 18時) (
レス) id: 1b0f5e1577 (このIDを非表示/違反報告)
わきやま - Dears、号泣してしました。普段はJUMPばかり読んでいるのですが、思わずコメントしてしまいました。頑張ってください！ (2018年2月24日 13時) (レス) id: dd9838bc03 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - 紫あいすさん» ありがとうございます！緑赤、書いたことはないのですが頑張ります。笑 (2018年2月19日 1時) (レス) id: 1b0f5e1577 (このIDを非表示/違反報告)
紫あいす(プロフ) - 殺人未遂事件、思わず笑ってしまいました笑。ゆうさんの作品はどれも楽しみに読ませていただいています。もしよかったら緑赤のお話を書いて頂きたいです！ (2018年2月18日 17時) (レス) id: 7333fadd2b (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - みおんさん» 良かったです〜！ありがとうございます！ (2018年2月14日 23時) (レス) id: 1b0f5e1577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2018年2月5日 2時
