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Your side
ハーフタイム。
想くんと戸川くんに飲み物でもって休憩所に行くと、
ベンチに座って項垂れている想くんの姿があった。
肩を叩き想くんの顔が上がると、なぜか泣いていた。
" なんかあった？ "
そう尋ねても、なにも返してこない。
自販機でスポーツドリンクを買って、想くんに差し出した。
しかし首を横に振られ、戻されてしまった。
想くんの手は、震えていた。
どうしたらいいか分からず、
想くんの肩を引き寄せてそのまま抱きしめた。
彼の手が私の背中に回ることはない。
｢A、ちゃん…｣
幻聴かと耳を疑った。
だって、彼が私の名前を声で呼んだから。
｢想、くん」
想くんの頭がコテンと私の肩に乗った。
あったかくて、その重みが幸せだと感じた。
髪の毛をふわっと撫でれば、私の肩が濡れた。
｢泣いていいよ、…｣
鼻をすすりながら、震える肩。
なにがここまで彼を苦しめているのか分からなくて、困惑した。
彼は今でもこんなに近くにいるのに、
こんなに必要としてくれているのに、
なんで離れなくてはいけないのだろうか。
想くんがすすり泣く傍ら、そんなことを考えてしまった。
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まぴ(プロフ) - 作品の続きが気になります 話の続きが出るのを楽しみにしています！ (9月18日 14時) (
レス) id: 9ddcbdd8d5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 作品の続きが気になります。 (2023年4月8日 18時) (レス) @page26 id: 27e2541af5 (このIDを非表示/違反報告)
うるる(プロフ) - 続きが気になります（ ; ; ）応援しています！ぜひ続きをお願いしたいです (2023年2月9日 0時) (レス) @page26 id: 6ea538b075 (このIDを非表示/違反報告)
ZerA - すごく切なすぎて夢主がちゃんと幸せになれるかモヤモヤしています、、！！これからも頑張ってください！ (2022年11月18日 20時) (レス) id: e2320a25d7 (このIDを非表示/違反報告)
みいひ(プロフ) - こむぎさんの小説が一番好きです！これからも楽しみに待ってます☺️ (2022年11月11日 13時) (レス) @page11 id: 5bdf526915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむぎ
| 作成日時：2022年11月5日 22時
