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Minato side
想が女の人とふたりでいた。
Aちゃんではない女の人と、歩いていた。
紬と久しぶりにデートをしているときのことだった。
目がはっきりと合ったが、それはすぐに逸らされてしまった。
｢湊斗？どうかした？｣
｢…いや、なにもないよ｣
きっと、ただの友達だろう。そう自分に言い聞かせる。
もちろん紬のことを疑っているわけではない。
ただ、Aちゃんと想が離れたことで、また紬と想が…なんて
そんなくだらないことを考えてしまっている自分がいた。
｢ねえやっぱさ？ペット可のところにしない？アパート｣
｢でもなあ、生き物はなあ｣
｢飼うの嫌？私ちゃんとするよ、散歩とか｣
｢だっていつかしんじゃうよ、悲しいよ｣
｢湊斗、付き合い始めた時も言ってた｣
｢ん？｣
｢はじめちゃうと、終わっちゃうって話｣
確かにそう紬に伝えたことを思い出した。
始まりがあれば、当然終わりがある。
その終わりを考えて、女の子と付き合うことに躊躇していた。
｢もし…別れても、別れたとしても。別れるまでに楽しいことがいっぱいあったら、それでいいのにね。｣
｢…うん、別れないのが一番いいけどね｣
｢そうだね｣
名前は出すことは無かったけど、僕も紬も思い浮かべていたのは
想とAちゃんのことだっただろう。
あのふたりは、今まで楽しいこと、沢山あったのかな。
その思い出まで全部、消えないで欲しいな。
紬の手をぎゅっと握りながら、そんなことを思い浮かべた。
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雨宮みさと(プロフ) - めっちゃ大好きです。楽しみに待ってます (2022年11月2日 18時) (
レス) @page41 id: d8108038f9 (このIDを非表示/違反報告)
みーやん(プロフ) - 最高です。キュンキュンしてます。想くんと別れるのーって言う展開に追いつかないけど、別れて欲しくないって思うほどですが｡もう、続きが気になって仕方ないです (2022年10月30日 11時) (レス) id: 6a7c2c00d5 (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - めちゃくちゃ胸が痛い( ;ᯅ; )毎回感情移入してしまううううう (2022年10月30日 7時) (レス) @page41 id: b34c7041d1 (このIDを非表示/違反報告)
AkaNe(プロフ) - 毎話毎話素敵なお話で作者様の言葉選びが本当にすきです！！ゆっくりでいいので更新楽しみに待っています！！♡ (2022年10月29日 11時) (レス) @page34 id: 5323627667 (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - 感情移入してしまうくらいステキなお話です…‼︎ただ一つ気になったのは青葉じゃなくて青羽かと思います(＞＜)これから作者様のスピードで無理なさらず更新楽しみにしています♡ (2022年10月20日 0時) (レス) id: e356a3c07b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむぎ
| 作成日時：2022年10月8日 18時
