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第93夜 おすわり ページ46

「ジンおすわり、お手、ふせ」

ジン「……」ぶっすぅぅぅぅぅ

「もぅさすがにしないか」

飲んだジュースは薬品だった。普通考えられないもの。でもそのとなりに解毒剤があってよかった。あのままずっと触られ続けていたらもぅ少しで…

ジン「かぷっ」

「ひにゃぁぁ…///」

それから耳が敏感になってしまい、甘噛みされると猫みたいな…?いや変態っぽい声がでてしまう。ぷるぷると震えていると耳の中に舌がはいってきた

「?!やだ…気持ち悪ぅ…///」

ジン「ん…んん…」

ジンの吐息とぴちゃ…と舐める音がダイレクトに聞こえてやばい。

「っ…んー///!!」

バリッ!

彼を抱き締めすぎて爪を立ててしまい彼の首に傷がついてしまった。悪気はなかった。

「ごめんなさい!今救急箱!!」

ジン「いやいい…気にするな」 ぷいっ

傷つけてしまった…。ひっかいた痛々しい傷。
一応薬だけでもぬらせてと頼む。
そしたら彼の要望がかえってきた

ジン「さっきの薬…また飲んでくれるならぬらせてやってもいい」

「飲めばいいのね!いただきます!」

一気に飲みほす。そしたらまたはえてきて彼の首に薬をぬった。そして獲物を捕らえたかのように尻尾を掴み上下と動かす

「はっ…はっ…///」

ジン「余裕がないみたいだな」

尻尾をいじられ続けられる。耳も触られる。
もぅ頭の中めちゃくちゃになりそう。
でもすごい気持ちよい。ひとまず堪能した彼はブラシを持ってきて優しく毛並みを整えてくれた。

ジン「尻尾動かすな、やりずらい…」

「くすぐったくてぇ…」

ジン「ほら付け根だせ」

「ゴロゴロ…///♪」

ブラッシングが中々気持ちよくて喉をならせば片方の手でうりうりと喉を撫でてくれる
これがもぅ堪らない。ジンの膝の上でぐだぁってする。どっかのエステにきてるみたいで落ち着く。揺れる彼の髪に反応すれば暴れんなって怒られた。

ジン「お前これからずっとこれ飲め」

「お断りします」

第94夜 風邪→←第92夜 猫の薬 sideジン



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作者名: | 作成日時:2017年6月17日 11時

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