【キノの旅×文スト】横浜にやって来たのはモトラドと旅人さん

13話 ページ16

敦「終わりだ」

鏡「……」

敦「この能力を止めて爆弾の場所を教えろ」

鏡「私の名は鏡花35人殺した一番最後に殺したのは三人家族父親と母親と男の子夜叉が首を掻き切った」

そう云うと泉さんは自分の着物の胸元を開いてボク達に見えるようにした。

キ「なっ……⁉」

敦「……何てことだ」

泉さんの胸には爆弾があった。

敦「君は……何者なんだ言葉からも君自身からも何の感情も感じないまるで殺人機械(マシン)だ言葉にしてくれ望みがあるなら言葉にしなきゃ駄目だこんなことが本当に君のしたいことなのか？」

鏡「……」

与《こちら車掌室敦キノまだ生きてッかい？》

貴《二人とも無事？》

敦「与謝野さん河野さん！」

与《こっちのヘボ爆弾魔によるとそっちの爆弾は遠隔点火式だ！》

貴《間違った手段で解除すると数秒でドカン！ってね》

与《解除には非常時用の停止釦(ボタン)しかない！そっちのマフィアが持ってる筈だよ！》

河野さんと与謝野さんはもう前にいた敵を倒したんだ…。

敦「君が……持ってるのか？渡して」

鏡「……」

泉さんが渡してくれた釦(ボタン)を中島さんが押したそれで爆弾は解除された筈……だったけど


ﾋﾟｯ


？〈……それを押したのか鏡花〉


ﾋﾞｲｨｲｨｯ


爆弾は起動した。泉さん自身も驚いてるから起爆釦(ボタン)だとは知らなかったんだろう。

？〈解除など不要乗客を道連れにしマフィアへの畏怖を俗衆に示せ〉

『カノン』か『森の人』を使えば爆弾は止められるけど泉さんを殺してしまうことになる。……それに数秒で爆発…それじゃとても間に合わない一体どうすれば……。

敦「なっ…ッ爆弾を外せ！」

鏡「間に合わない」

泉さんはそう云うとボクと中島さんを押した。

鏡「私の名は鏡花35人殺したもうこれ以上一人だって殺したくない」

そう云って泉さんは電車から飛び降りた。

敦「うおおおおお！」

キ「へ⁉」

中島さんは空中を落下していく泉さんについている爆弾を取った。そして空中に投げた瞬間に爆弾は爆発した。

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