西條高人の妹は探偵社員であるアイドルグループの護衛をするようです (ページ10)

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story8 ページ10

in探偵社

「嫌だァ………もう嫌だ………ぜんぶお前等の所為だ……『武装探偵社』が悪いンだ！社長は何処だ早く出せ！でないと──爆弾で皆吹っ飛んで死ンじゃうよ！」

太「あちゃー」

国「怨恨だ犯人は探偵社に恨みがあって社長に会わせないと爆破するぞと」

『探偵社は色んな処から恨みとか買いますからねえ』

太「うん……あれ高性能爆薬(ハイエクスプロオシブ)だこの部屋くらいは吹き飛んじゃうね爆弾に何か被せて爆風を抑えるって手もあるけど……この状況じゃなぁ」

『どうします？』

ていうか潤とナオミすげー…兄さんが見たらまだまだだなとか言いそうだけど上手い。

太「会わせてあげたら？社長に」

国「殺そうとするに決まってるだろ！それに社長は出張だ」

太「……人質をどうにかしないと」

太宰さんがそう云うと…

ﾊﾞｯ

ﾎﾟﾝ

私､国木田さん､太宰さんの三人でじゃんけんを始めた。

ﾎﾟﾝｯ

ﾎﾟﾝｯ

結果──勝者:太宰さん､私敗者:国木田さん

国木田さんファイト。

国「おい落ち着け少年」

「来るなァ！吹き飛ばすよ！知ってるぞアンタは国木田だ！アンタもあの嫌味な『能力』とやらを使うンだろ！？妙な素振りをしたら皆道連れだ！」

太「まずいねこれは探偵社に私怨を持つだけあって社員の顔と名前を調べてる社員の私とAちゃんが行っても余計警戒されるだけか……却説どうしたものか」

そう云うと太宰さんは敦の方を見てにやぁと笑った。

敦「ややややややめなさーい！親御さんが泣いてるよ！」

ﾌﾟｯ親御さんて…あははっ

「な何だアンタっ」

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数分前…

太「社員が行けば犯人を刺激するとなれば無関係で面の割れてない君が行くしかない」

敦「むむ無理ですよそんなの！第一どうやって」

太「犯人の気を逸らせてくれれば後は我々がやるよ」

『そうそうそれに人質の子の解放は私がするしついでになんかしら手伝える事があればやるし』

太「─そうだな落伍者の演技でもして気を引いては如何かな信用し給えこの程度の揉事武装探偵社にとっては朝飯前だよ」((ﾆｺ

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あの時解放するって云ってたのは太宰さんと二回戦目をやって敗けたから。
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