初恋〜この気持ち、必ず伝えてみせる〜パート２

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ASIDE


「あー、楽しかった！」


ゲーセンで思う存分遊んだあと、公園のブランコに座っていた。


「A、こっち見てみ」


「わぁ…っ！すっごくキレーな夕日！！」


沈みかけの夕日は、真っ赤で、すごくきれい。


「こんなにきれいな夕日初めて見たかも〜っ！」


「お前、はしゃぎすぎ〜」


「…なんか最近さぁ、賢人、大人になったよね。クールぶってるって言うか」


「クールぶってるってなんだよ。俺は元から大人だ」


「だって昔なら、わぁ〜本当だ！って一緒にはしゃいでたじゃん！」


「お前は今も子供だな。精神年齢小学生なんじゃね？」


「ひ、ひどっ…！」


これ、冗談抜きでショック…。


「どうせ私なんか小学生以下ですよ…」


「いやいや、小学生以下までとは言ってねーだろ」


「…そうですね…」


ずーん、とテンションガタ落ちになった私に、賢人は、


「あーもう！だからさ…つまり、ああやってなんでも無邪気に遊んだり、
感動してはしゃいでる方が…可愛い…と、思う…」


「えっ」


か、可愛い？


顔がかぁーっと一気に顔を赤くなったのがわかる。


顔が、熱い…


心臓がバクバクがいってる。


「別にお前のことじゃねーから！一般的な意見として!!」


「あ、い、一般的な意見…」


なんだ…びっくりした…


でも、まだ心臓がバクバクしてるよ…


「そ、そろそろ帰るか！」


「う、うんっ！」


帰るときは、いつもの雰囲気で帰った。


「じゃあね、バイバイっ」


「おう。また明日」


「また明日」、その言葉が、とても嬉しく感じた。

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