初恋〜この気持ち、必ず伝えてみせる〜パート２

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Aside


今、真井について行ってます。


「お、人少ないなここ。良かった」


「え？」


真井はベンチに座ると、こっちを向いてこういった。


「座れば？となり」


「あ、うん」


そう言われたので、真井の隣に座る。


隣と言っても、座るスペースはここしかないんだけど。


「…………………」


「…………………」


…なんだ、この空気。なんか、重い。


真井が、うるさくない。


なぜ？こういう沈黙の時間苦手なんだけど…


今思うと、真井と二人っきりで初めてだ。


なにしゃべったらいいのか、わかんなくなってきた。


えーと…えーと…話題…


「さ、真井もさ、絶叫系苦手なんだね！」


「あ…え？俺、あーいうのすごい好きだよ？」


真井は、日本一こわいと有名なジェットコースターを指差してそう言った。


うわ。私あんなの絶対乗れない。あれこそ乗ったら絶対気絶する…


「そうなんだ。すごいね…ってアレ？じゃーなんで皆と一緒に行かなかったの？」


あんなの乗れるってことは相当好きだってことだよね？


「それは、Aと一緒にいたかったから」


「…え？」


…今、サラッと爆弾発言したような…


え？私と一緒にいたかったから？…んん？？


「あの…真井…」


「A、話変わるんだけどさ、俺、好きな人いるんだよね」


「え？好きな人？」


まさかの恋バナ!?てか真井好きな人いたんだ。


「…誰？」


気になる…女子は恋バナ好きですからね。ええ。


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