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18話 ページ18
陽平side
「今日はほんとにありがとうございました。よく分からない茶番まで見せてしまって...」
落ち込みながら的確にマスターの心を抉るような言葉をはく梓さんにはシンパシーを感じてしまう。
「いえ?なかなかに見応えのある茶番でした。マスターのあんな必死な顔なんてネタになり......貴重でしたしね?」
「おい岬このやろう、今ネタっつっただろう。」
さっきまで梓さんにデレデレしまくってたくせに立ち直り早いなぁ。
「まさか」
周りから胡散臭いと言われる笑顔で話題に終止符を打つ。
「綾、ありがとな。今度来た時はオレンジジュース奢ってやるよ。」
ニヤリと笑いながら感謝を表すマスターに、照れ隠しするように綾は
「はぁ?オレンジジュースとかいらねぇーっつの。まぁ、子供なマスターには丁度いいかもしんねーけどな!」
と返した。
うまく行ってよかった。
美鷹高校のOBであり、生徒会役員だった先輩達に、幸多からんことを。
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作者名:藍くん | 作成日時:2017年9月24日 19時