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12話 ページ12
綾side
「.....綾、」
瞳が白い息をはきながら俺の名前を口にする。
「梓さんの...何が気になるの...？」
口火を切ったのは瞳だが、気になっていたのはみんな一緒なんだろう。じっ、と俺が喋るのに耳をすませている。
「梓サンって人がぱったり来なくなった日から日に日にやつれていくマスターを見てたからさぁ...」
「マスターにとって大事な人なんだったら何で来なくなったか理由聞こうとしたんだよ...。」
「見事に牽制されたけどな...」
ふっ、と口角を上げながらみんなを見ると、おもむろに昴が、
「今からQuuzに行くか」
と、何でもないような声音で言った。
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作者名：藍くん | 作成日時：2017年9月24日 19時
