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目の前の女は何を言っている。


僕に消えろだと?正気か?


そんな事言ったらどうなると思う?
君は僕のファンに滅多刺しにされて死ぬぞ。


ひ、ひとまず正常運転で行くか…



「…どういうことだ?
君と僕は初対面なはずだが…何か癪に障ることをしたか?」


「癪に障るもなにもありませんよ。
貴方、私の姉をストーカーしていますよね?

私、ちゃんとわかってますよ?」



ふざけるな。僕がストーカー?そんなくだらない真似、するはすがないだろ。


こんな容姿が整っている僕なんだからストーカーなんざしなくても女は振り向く。だからする必要が無い。



「ごめん。全く身に覚えがないな。その証拠はどこから集めた?」



「この写真が明らかな証拠ですよ。」



女に渡された写真を手に取る。
この女は僕を腫れ物に触るような目で見るな…。



「…いや、確かに僕に見えるけど。目の離れ具合とか鼻とか口とか。僕の口はコイツほど厚くない。
少し見ればすぐ別人だとわかるじゃないか。

君の目は節穴なのか?」


こんな軽蔑の目を向けられたのは生まれて初めてだ。極めて遺憾だな。


…あとちょっと喋りすぎたか…??


やばい、僕のキャラが崩壊しているような気が…



「ふ、……ふふ…」


「な、何を笑っている…」


「ごめんなさい。実は今までの全て嘘です。」


「は?」



この女はさっきから何を言っている。

僕わからかって遊んでるのか?



「実は私、あなたのこと気になってたんです。


あ、もちろん好きとかじゃないですよ?
変わった人だなあって。関わったら面白そうだなと思って。


案の定、私の踏んだ通りでした。」



「そ、そうか…。
悪いが僕はそんな面白味ある人間じゃないぞ…?」


そうだ。ここは謙虚に…。



「そういうのいいですから。

私、己良さんと友達になりたいです。なってください。」




こんな友達のなり方あるか?

・→←第1話 厄介な女



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天霧(プロフ) - とても面白かったです。これからどうなるのか気になります。続きがみたいです!更新頑張ってください。応援してます! (2021年9月26日 9時) (レス) @page4 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あすか | 作成日時:2021年1月24日 20時

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