こんにちは ページ4
こひな「女の人なのです」
真「ほほ。性別なんていくらでも変えられるがな。ほれ、このように」
ドロンっと、煙が真火露の体を包み込んだ瞬間、信楽が真火露の背後に回り込んでいた。
信楽「ゲッ、男になっていやがる…」
先程の声とは打って変わって、落ち着きのある低い声が聞こえた。
真「はっはっは。相変わらず女好きのダメ男のようで安心したぞ、信楽」
信楽「まさか…真火露か？」
真「その通り。久しぶり」
信楽「うわーっ！何年ぶりだよ超懐かしーっ！」
再開を喜ぶ二人にこひなが質問。
こひな「お二人はお知り合いなのです？」
信楽「そうだぞ。狐とも知り合いじゃなかったか？お前」
真「そうだが、女の姿で知り合ったぞ」
信楽「なんだそれ狐羨ま」
狐「…えっ？真火露なのか…？まじかよ…」
真「まじだよ。久しぶりだな」
狐「まじなら仕事はどうした、仕事は」
真「あー、引退したわぁ」
狐「は？」
真「後継者も仕上がったし、私も歳だからね。そろそろ若い世代に任せてゆっくりするのも良いかなと」
きゃいきゃいと大人三人で盛り上がる中、ここまで一度も話に入れていない狗神が
狗「僭越ながら真火露様？貴方様は何者でいらっしゃいますか？そこの狸や老狐と知り合いのようですが」
と、真火露に拳銃を突きつけた。
狐「誰が老狐だ誰が」
こひな「市松も気になっておりました。」
信楽「あー、狗神は新入りだから知らないのか？真火露は結構有名なんだが」
狗「と、言いますと？」
信楽「真火露はな、神様なんだ。それも、かなり強くて上位の」
こひな「ふむふむ。でもなんでそんなに偉い神様が市松の元へ来たのでせう？」
真「気分だ」
こひな「気分とな」
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作者名：山菜 | 作成日時：2015年10月20日 22時
