推しだって洗濯物は取りこめる ページ9
『…』
江「…」
私達二人はソファに座りポッキーを開けた。
『食べてみますね』
江「マジで!?」
『えぇ…もったいないですし…』
私は一口小さくカリッと食べた。
肉の匂いが微かにした。
でもベースはチョコだ。
…………
美味しい訳では無い。
コメントがしずらいのだ。
『…』
私が一人不満そうにモグモグと食べるのを拓也さんはじっとみた。
江「美味しい…?」
『…なんとも言えないです』
江「…そっかあ」
すると、拓也さんはカバンから飴を取りだした。
江「口直しいる?」
「はい、いただきます」
私が貰おうと手を伸ばすと、拓也さんはニッと笑い飴を口に入れた。
こ、この…!
江「どーぞ」
そう言うと、拓也さんは私の前にしゃがみ、飴の入った口を指さした。
『…』
江「…ねぇ恥ずかしいから無言やめてぇ…」
『いや、自分からしてきたんじゃないですか…』
拓也さんはコロコロと口の中で飴を転がした。
結局食うんかい。
『その飴は絶対食わないですよ』
江「俺だって別にそんな鬼畜じゃないよ www」
『…ふぅ』
時刻は七時前
『ご飯食べていきますか』
江「…!…うん!」
元気よく返事をする拓也さんに背を向け私はキッチンへ向かった。
『…』
江「…じー」
めっちゃ見てくるやん
『やめてください、恥ずかしいです…』
江「えぇ〜…だって暇なんだもん」
『あのですね…』
はぁ…
私はため息をついた。
すると、拓也さんはあっと言ってテラスに干してある洗濯物を指さした。
江「俺洗濯物入れとくよ〜」
『あぁ…落とさないでくださいね』
江「大丈夫だよ、俺も一応一人暮らしだし」
いや、ほぼ家に帰らんって言っとったやん
拓也さんが洗濯物も取り込むのを横目に私は料理を進めた。
【江口拓也目線】
洗濯物って果物を収穫するみたいで好きなんだよな…
いつか、そんなことをこーたろーにも言った覚えがある。
その時こーたろーはちょっと引いてたけど…うん…
俺はAの洗濯物を取り込みながら横目で料理をするAを見ていた。
…………
集中してる横顔が見える。
可愛いな〜…
俺はほとんど洗濯物を見ていなかった。
取り込んでいると洗濯バサミと何かが引っかかった。
江「んぉ…?」
見ると、Aの下着だった。
江「あ…」
俺は少し固まってしまった。
『できましたか?』
そう言ってAは近づいてきた。
タイミング悪ぅぅう!!!!
すると、下着を持つ俺を見たAの目が一瞬死んだ。
私事ではございますが→←推しだってとんでもないものを押し付けられる
158人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
透(プロフ) - まふさん、コメントありがとうございます!そういえばその話解決してませんでしたね!?すみませんでした!後日オマケとして投稿させてもらいます! (2021年3月10日 20時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
まふ(プロフ) - とても面白くて読みやすかったです!ひとつだけ気になっている所があるのですがしぐぅは一体何者だったんでしょうか?? (2021年3月10日 7時) (レス) id: bf6db8f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - miuさん、ありがとうございます!ホントに今ホッとしてる楽しく書かせてもらっています。これからも応援よろしくお願いします! (2021年3月6日 18時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
miu - 合格おめでとうございます!これからも更新楽しみにしています! (2021年3月4日 21時) (レス) id: d9cbb62666 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:透 | 作成日時:2021年2月19日 8時