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おまけ ページ32

何となく、私は朝に違和感を感じた。

あれ、またしぐぅがおらん…

私は急いでリビングに向かった。

バンッ!

勢いよくドアを開けると、しぐぅはテラスの前の大きい窓の前で寝ていた。

ほっ…

私は安心すると、しぐぅの横に座った。

し「…ぐぅ…」

私は寝ているしぐぅを撫でると毛の中から何かが落ちた。

カランッ…

微かな金属音が響いた。

『……?』

私はそれを手に取った。

ボタンが付いていた。

押したい…!
ボタンってめっちゃ押したくなるやつやん…!?

ポチッとな

すると、しぐぅが起きた。

し「んぉ……にゃっ…!?」

しぐぅは私に飛びついてきた。

すると、青白い光がその金属から盛れだした。

し「や、やってもた…」

あれ、しぐぅ喋っとる…

『なぁしぐぅ、何これ』

し「あーもう、しゃーないなぁ…」

しぐぅは、座り直した。

『ってかなんで喋れてんの?』

し「んー…言おうとは思っとってんけどなぁ…」

『……?』

し「俺な、前世声優やってんて」

『……え、あ、そうやったんや?』

し「そりゃあ、もうガッポガッポ稼いで得てなぁ!!山ちゃんが出てくるまでは大人気やってんからな!?」

『あぁ…うん……』

しぐぅはドヤ顔で言った。

ラノベかよ…

『普通そういうんって動物から人間にならへん?』

し「それな!?」

『転スラ的な?』

し「そういう話してんといてくれんか」

『あ、ごめっ…メタかった?』

し「それに一年ほど前から作者は魔王城でおやすみにハマってるからさ」

『メタ度は大丈夫なんや』

ちなみにCV水瀬いのりさんです。

し「ネーチャンが、声優目指してたのに諦めたって言うのを聞いて、ここにおるって感じやな!」


……ほえ〜…

…………

いや、ちょっと待て

『なんで喋れるん?』

し「前世の怨念的な?」

怨念は草

し「正直俺もわからんねんよなぁ」

『一つ分かるのは絶対関西人やで』

し「それな」

すると、しぐぅはリビングの橋に置いてあるしぐぅ用の水を飲んだ。そして、一息ついた。

し「…人間やって、自分のことわからんやろ?」

『……』

し「俺やって、自分が何なんかわかっとらん、でも…今が楽しいからそれで十分やねん」

『……』

しぐぅが前世どんな人なのかなんてうちには想像がつかへん…

やから、何も言えへんけど
…今日のしぐぅはすごく大人な気がした。

『そっか…!』

私は笑顔でそう言った。


私たちは今を生きている。



うちも今幸せ。




なら、それでいいやん?

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(プロフ) - まふさん、コメントありがとうございます!そういえばその話解決してませんでしたね!?すみませんでした!後日オマケとして投稿させてもらいます! (2021年3月10日 20時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
まふ(プロフ) - とても面白くて読みやすかったです!ひとつだけ気になっている所があるのですがしぐぅは一体何者だったんでしょうか?? (2021年3月10日 7時) (レス) id: bf6db8f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - miuさん、ありがとうございます!ホントに今ホッとしてる楽しく書かせてもらっています。これからも応援よろしくお願いします! (2021年3月6日 18時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
miu - 合格おめでとうございます!これからも更新楽しみにしています! (2021年3月4日 21時) (レス) id: d9cbb62666 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年2月19日 8時

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