推しだって分かってない ページ26
江「なんも考えてないからぁ!」
ちょーだいっ!と俺は両手を広げてAの方を向いた。
『ったく…』
Aはお冷を俺に渡すとケータイで時間を確認した。
『お昼どうします?』
江「もうお昼?じゃあ、どっか食べに行く?」
『そうですね』
俺たちはお昼ご飯を食べるためにファーストフード店を探すことにした。
【東雲A目線】
街を歩いとると、やっぱ拓也さんは目立つんやな…
声優江口拓也ということがバレていなかったとしても、イケメンは隠せていない。
A「もしかして、横の子彼女?」
B「えー!似合わない似合わないってぇ〜!」
A「そうだよねぇ!」
……当然、嫌な声も…
あー…アカンアカン…!
こんなん考えとったらメンタル持たへんくなるわ!
それに…
江「A〜!カレーとかあるよ!?」
当本人はくそ可愛いんだから…
はいはい、と言って私達はその店に入ろうとした。
梅「あれ、江口さん」
すると、突然後ろから声をかけられた。
…ん?
江「あれぇ?…梅ちゃん!」
…ん゛?
梅「横の人は…噂の?」
すると、梅ちゃんと言われるその人の後ろからひょこっともう一人顔を出した。
西「あれ、パイセ〜ン!!」
ん゛ん゛?
江「こーたろー!ひょろっとの収録終わり?」
西「いや〜、たまたま梅ちゃんと会って〜ご飯行こ〜って行ったら「めんどくさい」って言われたんで連れてきましたぁ」
無理やりやないかい
西「パイセンはデートですかぁ?」
……えっ…
あ、そっか!?
これがデートというものか!!!
江「いや、ご飯食べに来ただけ」
ちゃうんかい!!
梅「え、それデートって言うんじゃないの」
西「もう俺分かんない!この二人は何!?」
なんやろね〜…ははっw
梅「それは俺が一番わかんねぇわ」
……
江「…え、これデートなの!?」
あ、同類やったわw
『その気ならデートなのでは』
江「え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!?そうだったんだぁ!?」
うるっさっ
すると、拓也さんはワタワタし始めた。
…?
江「え、エスコートとかするの?」
西「何焦ってんのこの人」
梅「さぁ?」
『はぁ…』
私はため息をついて拓也さんの手を持った。
正直全然慣れてないし発狂しそうなレベルだけど…!
『拓也さん、ほら、行きますよ』
江「へ…!?」
私は拓也さんを連れて歩き出した。
…………
梅「ムカつくな、早く結婚しろよ」
西「それなぁ〜」
あ、ってかファーストフード食べに来たのに……
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透(プロフ) - まふさん、コメントありがとうございます!そういえばその話解決してませんでしたね!?すみませんでした!後日オマケとして投稿させてもらいます! (2021年3月10日 20時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
まふ(プロフ) - とても面白くて読みやすかったです!ひとつだけ気になっている所があるのですがしぐぅは一体何者だったんでしょうか?? (2021年3月10日 7時) (レス) id: bf6db8f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - miuさん、ありがとうございます!ホントに今ホッとしてる楽しく書かせてもらっています。これからも応援よろしくお願いします! (2021年3月6日 18時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
miu - 合格おめでとうございます!これからも更新楽しみにしています! (2021年3月4日 21時) (レス) id: d9cbb62666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:透 | 作成日時:2021年2月19日 8時