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推しだって飲みたくない ページ23

パチパチパチパチパチパチ!!

私は拍手で現実に戻された。


スタンディングオベーション…や……


すっかり四人が作る世界に入ってしまっていた。

『……はわぁ…』

木「凄かったな…」

『……ひゃい…』

木「ひゃいてw」

すると、拓也さんたちが戻ってきた。


それでもまだ、拍手は鳴り止まない……

江「ただま〜」

し「おつかれさん」

『おかえりなさいです』

ただいま〜と言いながら拓也さんはしぐぅを撫でた。

西「あれ、泣いてないじゃん」

宏太朗さんが拓也さんの後ろからひょこっと顔を出した。

『泣く?』

蒼「かけてたんだよねっ」

武「俺と翔ちゃんさんと宏太朗さんが泣くで、江口さんが泣かないです」

『なるほど…』

しょ…翔ちゃんさん……?

木「おら、お前らカーテンコール行ってこいっ!」

「「「「はいっ!!」」」」

四人はもう一度舞台に戻った。

木「すっげぇよなぁ…」

『え?』

木「俺、全員の成長を一応見てるからさ」

『あぁ…』

良平さんのが光っていた。

『ふふっ…賭けは三人の勝ちですね』

木「ん?」

『いえ、なんでも』

木「そっか?」

で、

今日は打ち上げがあるらしい。

私は関係ないので良平さんと一緒に帰ることにした。

拓也さんは俺も帰る〜!Aと飲むのぉ!!と駄々を捏ねたが、主役がいなくてどうするんですか!と宏太朗さんに止められていた。

木「結局俺呼ばれただけだし!!!」

『そういえば、なんでいるんですか…』

木「えぐが間に合わなかった時のためって」

なぁ〜と言いながら良平さんはしぐぅを撫でた。

え、可愛い…良平さん猫好きだからな…
ダメだ…良平さんの方が可愛い…!

し「やめるにゃ…」

木「え?しゃ…え!?」

『それに関しては…本当にごめんない…』

私は頭を下げた。

木「えぇ!?スルー!?ってか、良いよ!どうせ暇だったしさぁ!」

『ありがとうございます』

え、喋ったんだけど…と深刻な顔をしながら良平さんは歩いていた。

言った方がいいのか…?

そんなこんなで悩んでいると駅に着いた。
私は駅で良平さんと別れて家に帰った。

それまでしぐぅは私の腕の中で落ち着いていた。

『…しぐぅ、今は話せないから何も聞かないよ』

し「なぁご」

『でも、いつか話したくなったらでええから、私と拓也さんの前で話してくれへん?』

し「にゃん」

……いつか…ちゃんと聞くから

私は家に帰ると満足感からすぐに寝てしまった。

明日は土曜日。


須田との約束の日だ。

推しだって二日酔いになる→←〃



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(プロフ) - まふさん、コメントありがとうございます!そういえばその話解決してませんでしたね!?すみませんでした!後日オマケとして投稿させてもらいます! (2021年3月10日 20時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
まふ(プロフ) - とても面白くて読みやすかったです!ひとつだけ気になっている所があるのですがしぐぅは一体何者だったんでしょうか?? (2021年3月10日 7時) (レス) id: bf6db8f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - miuさん、ありがとうございます!ホントに今ホッとしてる楽しく書かせてもらっています。これからも応援よろしくお願いします! (2021年3月6日 18時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
miu - 合格おめでとうございます!これからも更新楽しみにしています! (2021年3月4日 21時) (レス) id: d9cbb62666 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年2月19日 8時

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