あの日の君と猫 ページ20
〜あの日の君と猫〜
僕は悲しい男です。
君を傷つけてしまった。
僕は悲しい男です
君を亡くしてしまった。
ずっとずっと好きだったんです…
仕事で君をほったらかしていてごめんね、飲み会で周りに合わせる為に君の文句を言ってごめんね
大好きです。
もう会えないけど、いつまでも君を思い続けます。
ある日、僕は仕事帰りに猫を拾った。
酔っていた為それが猫かどうかもわからないけれど、…その猫を抱えたあと、ヨロヨロとふらつきベンチへと倒れた。
ユイ｢大丈夫ですか…？」
そんな僕声をかけたのが君だった。
ユウヤ｢すみません…会社でちょっと色々ありまして…ありがとうございます｣
僕は彼女に立たせてもらうとそのままベンチに座った。
すると、彼女は僕の顔を覗き込んで言った。
『良ければ…お話聞きましょうか…？』
僕は何もかも忘れるつもりで彼女に全てのことを話した…。
何をやっているんだろう…
自暴自棄なのかよ…
自暴自棄なのかもしれない…
その後何故か僕達は流れに流されるまま大人の関係になった。
彼女の目はよく見ると灰色と青のオッドアイで、美しく、彼女の愛声に僕は溺れていった。
次の日、目を覚ますと彼女はいなかった。
やってしまった…という感情だけが残った。
しかし、ベットの脇の机にある置手紙があった。
【お酒の流れといえ申し訳ありません。090‐……】
僕はその電話番号をケータイに登録した。
でもすぐにはかけなかった。
何故か、まだ少しこの気持ちに浸っていたかった。
俺はその日仕事が終わると自分の家で電話をかけた。
ユウヤ｢もしもし、昨日は本当に申し訳ございませんでした｣
ユイ｢いえ、私も申し訳ございません｣
ユウヤ｢もしよろしければ、飯奢らせてもらいないでしょうか｣
ユイ｢は、はい…？｣
それから僕たちはたまに会って話す程度の仲になった。
〜
ユキヤ｢お前さ〜その子とどうしたいの？｣
ユウヤ｢どうしたいって？｣
ある日僕は友人のユキヤと飯に行った。
ユイさんの事を話すとユキヤはうげっと言いつつ聞いてくれた。
ユキヤ｢大人の関係とか言うけど…結局相手が優しかったから助かっただけで…やばいよ…お前｣
ユウヤ｢そう…かな…｣
自分でもわかっていた…
でも、彼女の優しさにどんどんハマっていく
沼のように…
そして、最後には溺れるんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
透(プロフ) - まふさん、コメントありがとうございます！そういえばその話解決してませんでしたね！？すみませんでした！後日オマケとして投稿させてもらいます！ (2021年3月10日 20時) (
レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
まふ(プロフ) - とても面白くて読みやすかったです！ひとつだけ気になっている所があるのですがしぐぅは一体何者だったんでしょうか？？ (2021年3月10日 7時) (レス) id: bf6db8f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - miuさん、ありがとうございます！ホントに今ホッとしてる楽しく書かせてもらっています。これからも応援よろしくお願いします！ (2021年3月6日 18時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
miu - 合格おめでとうございます！これからも更新楽しみにしています！ (2021年3月4日 21時) (レス) id: d9cbb62666 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：透 | 作成日時：2021年2月19日 8時
