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推しだって誤解してほしくない ページ11

江「べっ…!別に変なこと考えてないからァ!!!」

俺は急いで誤解を解こうとした。

…………

『えぇ、私も拓也さんがそんなことするとは思っていませんよ』

江「……」

ほっ…

『ただ、本当にそんなこと考えてない人は言い訳なんかしないとは思いますけど』

グハッ!!!!!!

江「いや…ほんとに……うぅ…」

『とりあえず早く取り込んでくだい』

Aは俺に背を向けてキッチンへと戻ろうとした。

江「嫌じゃ…ないの…」

すると、Aは振り返って言った。





『ただの布ですよ』





お、男らしい…!!!(女だけど!)


Aはお皿に盛り付け始めた。
今夜は麻婆豆腐らしい。

江「…はぁ」

俺は情けないと思いながら取り込んだ。
すると、俺の下着をもあった。


え…なんで…?


江「な、なんで俺の下着あるの?」

俺は食器を並べるAに恐る恐る聞いた。

『毎回風呂入る時に間違えて洗濯機に入れて帰る人はどこの江口拓也ですか』

睨まれた。

はい、すみません
ここの江口拓也です…

俺は取り込み終わると部屋に入った。

『そこに置いておいてください』

江「ん〜」

俺は適当に端っこに置くと自分のいつもの席に着いた。

『よしっ』

いつの間にか、しぐぅは俺の横でご飯を食べている。

俺たちは手を合わせた。

江「『いただきます』」

もはやこれも日課だ。

Aはモグモグしながらもうちょっと甘くても良かったかな…とボソッと言った。

江「そういえば、明日一緒に行こ?」

『え、明日?あぁ…君猫…』

Aは当然のように俺を見た。

『いや、行くわけないじゃないですか』

江「え、なんでぇ!?」

俺はお箸を置いた。

『二人で外出るとか死にに行くようなものですよ?』

江「あぁ…うん……そっか…」

俺は落ち着いてまたご飯を食べた。

この仕事だとデートも簡単に出来ないんだなぁ…

『……』

【東雲A目線】

デートできないんだって顔してる。

私はそれで落ち込んでいる拓也さんを元気づける為のボキャブラリーを持っていない。

私は気づいていないふりをした。

『……』

うち…サイテーやな…

江「でも、見には来てくれるんだよね?」

『えぇ、予約しましたし』

江「そっか」

拓也さんはじゃあいっかと言ってご飯を頬張った。
『ちゃんと噛んでくださいよ』

江「子供じゃないんだし噛むe…ゴホッ」



いやフラグ回収早っ

推しだってキスされる→←私事ではございますが



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(プロフ) - まふさん、コメントありがとうございます!そういえばその話解決してませんでしたね!?すみませんでした!後日オマケとして投稿させてもらいます! (2021年3月10日 20時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
まふ(プロフ) - とても面白くて読みやすかったです!ひとつだけ気になっている所があるのですがしぐぅは一体何者だったんでしょうか?? (2021年3月10日 7時) (レス) id: bf6db8f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - miuさん、ありがとうございます!ホントに今ホッとしてる楽しく書かせてもらっています。これからも応援よろしくお願いします! (2021年3月6日 18時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
miu - 合格おめでとうございます!これからも更新楽しみにしています! (2021年3月4日 21時) (レス) id: d9cbb62666 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年2月19日 8時

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