推しだって料理くらいできる ページ2
翌朝
『くぅあ〜…!!』
私は起きて背伸びをした。
しぐぅが横で寝ていた。
私はしぐぅを撫でるとリビングに向かった。
江「あ、はよ〜」
『おはようござ…』
すると、拓也さんがキッチンで料理していた。
((( ;゚Д゚))エッ!?
『え…ど、どうしたんですか…』
江「もうちょっとでできる〜」
『は、はぁ…』
ね、熱か…!熱が出てるのか!?
私はドキドキしながら机の前で正座をして待った。
江「おまたせ」
そこにはカレーのルーだけとパンがあった。
あぁ…なるほど……
『レトルト?』
江「心外!!!」
ちゃんと一から作りました〜と拓也さんは口を膨らまして言った。
江「俺料理しないだけで、全く出来ない訳では無いからぁ!」
『ほぇ〜…』
私たちは机の前に座って。いただきますをした。
『むぐっ…あ、美味しい…です』
江「良かったぁ〜」
『ちょっと辛いんですね』
江「あ、俺の好みでやったけど良かった?」
『えぇ…美味しいです』
え、毒入ってるとか無いやんな…
そうして、私たちは食べ終わった。
私は、仕事の服を着替えてリビングに行った。
江「え、今日A仕事!?」
『え、えぇ…明日休み取りましたし…』
江「嘘ぉぉぉ!!??」
『嘘ついてどうするんですか…』
拓也さんは触っていたケータイをポッケになおして斜め上を見て悩んだ。
江「うーん…じゃあ、今日仕事終わったら迎えに行くから連絡して」
『は、はぁ…』
な、なんなん…何するつもりなん
私は荷物を持って玄関に向かった。
『それじゃあ、合鍵は渡しておくので、ちゃんと家出る時は閉めてくださいよ』
江「いやw子供じゃないんだからそれくらいは分かるよw」
私は靴を履いて振り向いた。
『それでは、行ってきまっ…むぐっ』
すると、ふわっ…と撫でるように私の髪がなびいた後、拓也さんにキスをされた。
な゛っ…!!!!
江「行ってらっしゃいのちゅー」
『わ、わわっ…わかりました…から…い、行ってきます!!!』
ガシャン!!!
私はダッシュで家を出た。
わァァァ!!!!!!!
………………………………………………………………
わ゛ァァァァァァァァ!!!!!!!!!!
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透(プロフ) - まふさん、コメントありがとうございます!そういえばその話解決してませんでしたね!?すみませんでした!後日オマケとして投稿させてもらいます! (2021年3月10日 20時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
まふ(プロフ) - とても面白くて読みやすかったです!ひとつだけ気になっている所があるのですがしぐぅは一体何者だったんでしょうか?? (2021年3月10日 7時) (レス) id: bf6db8f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - miuさん、ありがとうございます!ホントに今ホッとしてる楽しく書かせてもらっています。これからも応援よろしくお願いします! (2021年3月6日 18時) (レス) id: abc417a122 (このIDを非表示/違反報告)
miu - 合格おめでとうございます!これからも更新楽しみにしています! (2021年3月4日 21時) (レス) id: d9cbb62666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:透 | 作成日時:2021年2月19日 8時