推しだってワイに恋をする…？【江口拓也】【その他男性声優】 (ページ16)

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推しだって推したいページ16

『何のことでしょうか！？そのようなわけあるわけないわけじゃないですか！？』

江｢いや、なんか日本語おかしくなってない！？｣

私達は何故か二人ともワタワタしていた。

『ふぐぅ…！』

し｢フグは毒あるからアカンやろ｣

『しぐぅマジで黙って』

し｢……うぃ｣

ごめん、しぐぅ…あとでおやつあげるからね…

江｢なんでバレたらダメなの？関西弁って可愛くない？｣

『えぐっ…』

ガラガラガラ…ぺっ…

『拓也さんが今言ったことを言って欲しくて関西弁使う人が多いからですよ』

そう言って私は卵を裏返した。

江｢う、うんw…はい…｣

『｢うちなぁ〜めっちゃ酔ってもて〜ん…やからな〜送ってくれへ〜ん？♡｣とか言う奴がめっさ嫌いなんです』

し｢ぶっ…！！…ぬおぉ！？｣

すると、ずっと口を水につけて黙っていたしぐぅが吹いた。

江｢待って今どこから声出したの｣

『喉からですけど』

し｢ネーチャンエグイなぁ！！｣

江｢めっちゃ可愛い…｣

二人はキラキラとした目でこちらを見た。

『そりゃ、声優目指してた時期もありましたからね…』

江｢えぇ！？そうなの！？｣

し｢ニーチャン、ニーチャンせーゆーってなんや｣

んー…声優目指してたから可愛い声が出るっていうのもおかしいか…

『まぁ…私に才能なんて無いですし……』

すると、拓也さんは私の肩を掴んだ。

江｢なろうよ！…ってか俺がAにこの業界に来て欲しい！！｣

し｢せーゆーってなんやねん｣

『そんなのコネじゃないですか…声優目指してる人に嫌われます』

そう、それは…声優好きとしても許せない…。

江｢運も実力の内っていうし！｣

『…私には無理です』

し｢せーゆーってなんやい…｣

当たり前だ…もしなれたとしても来年再来年仕事があるとは限らない…ならいっそ目指さない方がマシ…だから…

『…っ…ごめんなっ…さい…っ』

江｢泣くぐらいならしようよ…当たって砕けたら良いじゃん…？｣

『た…』

ゴロゴロゴロゴロ…ぺっ

『拓也さんは…成功した人だから言えるんですよ…』

江｢え、待って待って待ってw今の何ww｣

『口をゆすいだだけです…それで、声優の件ですが、やっぱり私には無理です』

江｢マジで？wそのまま続ける？｣

すると、卵がジリジリと焦げそうな音がしだした。

『もうすぐご飯が出来ます。座ってください』

江｢う、うん…｣

し｢俺ついに見えんくなったんかいな…｣

……ふぅ…アカンアカン…もう夢見るんはやめたんやから…