短編集！【AUサンズ】 (ページ36)

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❅変わった性格❅ フレッシュサンズページ36

*原作とは関係ありません
それでもいいよって方のみ見てくださいね！

フレッシュサンズは昔から変わった性格だった。カラフルな言葉や笑い声を響かせ、周囲を楽しませることが彼の使命だった。

しかし、それはただの自己防衛だった。

彼は感情を失ってしまった。それは、何度も生き返りを繰り返すサンズとしての経験からくるものだった。

楽しみや悲しみ、愛や嫉妬、怒りや憎しみ、すべてが遠い過去のものとなった。

それでも、フレッシュサンズが感じるのは恐怖や不安だけだった。

歩くたびに自分の存在を確認しているような、そんな不安定さが彼をとらえていた。

そのせいで、喋り続けることが彼の必需品になっていった。

最近、彼は新しい何かを見つけた。酒やタバコ、麻薬などの健康を害するものが彼を怖がらせても、アルコールを飲めば少しだけリラックスできる。

酒に酔っている時は、感情に近いものを感じられるからだ。

サングラスによって、自分を隠すことができる。彼は、目が見えないことで自分自身を守っているのかもしれない。

それでも、彼は自分が隠し通せるものなど何もないことを知っている。

彼の見つけた新しい何かは、ちょっと危険なものだ。しかし、彼はそれを否定するわけにはいかなかった。

何かを感じることができるのだから。

フレッシュサンズは、自分が感じるものに追い立てられるかのように生きていた。それは変わることはないだろう。

しかし、それでも、もう少し自分自身を守るための何かが欲しいと思っていた。

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*次回は時を操る少女は無感情の続きです。