. 秘密ごと？ ページ5
涼介「…なんでだよ」
侑李「…ん？」
涼介「あ…いや、なんでもねぇ」
涼介が用意してくれた朝ごはんを食べながら
光からのLINEを返す
“首、早く治るといいね”
“わざわざありがとうございます(笑)”
…見られてない？
侑李が言うには
光はわたしを起こしにはいったけど
あまりにも起こしても起きなかったらしく
10分置きに起こしにいこうという作戦に至ったらしい。
その10分が経つ前にわたしは起きた。
とりあえず、
バレてないならよかった。
ほっ、と胸を撫で下ろすと
侑李が私の隣の席に座った。
侑李「大丈夫？首、マッサージしてあげよっか？」
『大丈夫だよ、！すぐなおるなおる！』
なんて笑ってるけど
キスマークなんて
すぐになくなるわけじゃない
冬ならタートルネックきたり
マフラーしたりで隠せるけど
今は真夏。
どう隠し通すべきか
悩みに悩みまくる。
涼介「マッサージしてもらったら？」
平然とこんなことをいう悪魔を
きっ、と睨みつけた。
慧「…足音？」
慧がそう言うと
一斉に階段の方へ視線が向く
涼介「…え？大ちゃんもう起きたの？」
侑李「珍しくない？」
階段から影がみえると
ざわつくリビング
慧「呑んだ次の日は夕方まで寝てるのに…」
侑李「まだ朝の9時だよ？」
大貴「頭いてー、…」
ぼさぼさの頭と
まだ寝起きの顔と
だらしない服装で降りてきた彼。
『…っ』
昨日のことを思い出したらだめ、
って分かってるのに
昨日の大貴の顔が蘇り
勝手に熱くなるのがわかる
涼介「…おい」
『…わ、わたし？』
涼介「ちょっとこっち来い」
『な、なに』
涼介に呼ばれ近づくと
耳を貸せと言われ
耳を傾けた。
涼介「…あいつは完全に昨日の記憶なんてねぇから。変に意識するな。」
『…わ、わかってるよ』
けどさ
昨日言われたんだよ？
酔ってる？
って聞いたら
酔いを利用してるって、
それってさ
意識はあったってことでしょ？
…大貴は昨日のこと
全部記憶にないのかな？
慧「なーにそこでこそこそしてんの？」
『っわ、！』
涼介「ちょっ、脅かすんじゃねーよ」
慧「なに、ふたりの秘密ごと？」
侑李「涼介に限って僕に秘密ごとなんてないよね？」
大貴「んぁ？なに？なんの話？」
『…ち、ちがいます！！！』
涼介「とりあえず大ちゃん、顔洗ってきな」
大貴「んー、」
慧「あ、話し逸らされた」
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ゆー(プロフ) - 1から全部見ました！キュンキュンが止まりません！！できるならば続きが見たいです>_< (2019年12月27日 20時) (
レス) id: 1797f102d0 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 続きが気になります！ (2018年4月1日 22時) (レス) id: 854d634b1b (このIDを非表示/違反報告)
やっぴ(プロフ) - 終わっちゃうんですか！？更新ワクワクしてたんです！可能であれば続き見たいです (2018年3月13日 0時) (レス) id: 55f927eb6c (このIDを非表示/違反報告)
ちい - 終わっちゃうんですか？続きが気になって続編楽しみにしてます (2018年3月2日 17時) (レス) id: 7a0a3632df (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - わたあめさん» いえいえ！ありがとうございます！ (2018年1月16日 7時) (レス) id: 9b56e6027e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2017年11月20日 1時
