. プラネタリウム ページ22
慧｢そ、プラネタリウム｣
『きれい…』
慧｢でしょ？｣
『でもなんでわたしに？』
慧｢ん？｣
『わたしに見せたいって…』
慧｢…外の星空も綺麗だけどさ
ふたりでゆっくり見れないじゃん？｣
『まぁ…みんなもいますからね、』
慧｢ここなら、ふたりでゆっくり見れるでしょ？｣
そうやって優しく微笑む慧
そんなロマンチックなこと言ってるけど
わたしはやっぱり危険な予感しかしてなくて
…絶対になにか企んでる
慧｢…なに？そんなに見つめて｣
『あ…いや、』
慧｢…俺がなにか企んでると思ってるの？｣
…う、勘が鋭い
ぱっと目線を逸らすと
『きゃ…っ』
どさっと
ベッドに倒れ込んだ音
『けいっ…』
慧｢…もしかして、こういう展開望んでた？｣
『はっ…？！』
慧｢…俺は望んでるけど｣
『なにいって…』
慧｢夜は危険ってしってた？｣
『…っ、』
やっぱり逃げればよかった
そう今更後悔しても、もう遅い
だんだんと近づいてくる慧の整った顔
『…だめっ、です』
慧｢…その声が余計にそそられるんですけど｣
重なった唇
甘いリップ音が響く
慧｢…入れたい｣
『え、』
濡れた唇を指さす。
『入れるって…』
慧｢…もっと深いやつしよ｣
『…っ、』
妖艶な猫のように
口角をゆるっとあげて
長いまつげがこっちを見つめる
その次の瞬間
ドンッ
『っ？！』
慧｢…え？｣
部屋の扉を叩く音がした
大貴｢おい！いのちゃん！あけろ！｣
『…大貴？』
慧｢…あー、もう｣
大貴｢いのちゃん！！！おい！！！｣
おっきい声でそう叫ぶもんだから
ぞろぞろとほかの人の声も聞こえてきた
涼介｢もー、なに大ちゃん、うるさいよ｣
宏太｢どうかしたの…？｣
光｢いのちゃん？｣
慧｢…あーあ、なんでばれたんだろ｣
『？』
慧｢せっかくいい雰囲気だったのに｣
そう言いながら鍵を開けに行った
扉が開くと同時に
飛び出してくる大貴
大貴｢A！！！大丈夫？！なんもされてない？！｣
涼介｢…え？A？｣
侑李｢なんでいのちゃんの部屋に？｣
大貴｢…さっきお茶飲もうとして部屋出た瞬間に
いのちゃんの部屋に入って行くAを見かけて
嫌な予感したんだよ
そしたら案の定、鍵が閉まる音が聞こえて｣
慧｢…盗み聞きしてたわけですか？｣
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ゆー(プロフ) - 1から全部見ました！キュンキュンが止まりません！！できるならば続きが見たいです>_< (2019年12月27日 20時) (
レス) id: 1797f102d0 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 続きが気になります！ (2018年4月1日 22時) (レス) id: 854d634b1b (このIDを非表示/違反報告)
やっぴ(プロフ) - 終わっちゃうんですか！？更新ワクワクしてたんです！可能であれば続き見たいです (2018年3月13日 0時) (レス) id: 55f927eb6c (このIDを非表示/違反報告)
ちい - 終わっちゃうんですか？続きが気になって続編楽しみにしてます (2018年3月2日 17時) (レス) id: 7a0a3632df (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - わたあめさん» いえいえ！ありがとうございます！ (2018年1月16日 7時) (レス) id: 9b56e6027e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2017年11月20日 1時
