パフューム __ 夏の甘い誘惑 (ページ7)

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# 涼介side ページ7

「山田くん…あの、好きです」

涼介「ごめん、俺今そういうの興味ないわ」

毎日恒例のように連続でくる告白。

みんなただ彼氏が欲しいだけだろ。

とか思っちゃう俺は相当冷たいやつだと思う。

恋愛なんてしばらくしてないし

するつもりもない。

大貴「お前またふったのかー？！」

涼介「うわ、いつからそこにいたの」

大貴「たまたま通りかかったら
またお前が告白されてたからさ～、」

涼介「たちわりぃ、見てたのかよ」

大貴「いや！
まじで本当に偶然通りかかっただけ！！！」

涼介「もう俺つかれてきたわ」

大貴「毎日告白大会みたいな感じだもんな(笑)」

涼介「まじで、みんな彼氏求めすぎだろ」

大貴「いや、
本気で好きだから告白してくるんでしょうが！」

涼介「いや、それはないな、」

大貴「相変わらずそういうとこだけ冷めてるな」

恋愛って、めんどくさい

ふわっ

涼介「…っ」

大貴「あっ…」

涼介「あまっ…」

ふいに香った甘ったるい匂い

大貴「俺、この匂い好き」

久しぶりに

涼介「…っ」

胸がドキドキした。