パフューム __ 夏の甘い誘惑 (ページ6)

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# 下校ページ6

『ふぁ～、やぁーとおわったぁ！！！』

朱音「今日の授業眠すぎ！！！」

『ほんとそれね(笑)』

朱音「あっ、今日は知念くんと帰らないんだっけ？」

『うん！なんか寄るとこがあるらしいよ～』

朱音「まぁ、わたしも一緒に帰れないけどね(笑)」

『え！うそでしょ！なんで！』

朱音「ふふふっ、」

『まっ！まさか…』

朱音「彼氏～！！！

…ってんなわけないでしょ！！！！」

『なんだ、びっくりした(笑)』

朱音「実はさ、今日弟の誕生日なの。

だから誕プレでも買いに行こうかなって」

『いいお姉ちゃんじゃん』

朱音「誕生日くらいはさ、優しくしてあげないとね(笑)」

『そっかあ～、

じゃあわたしは大人しく一人で帰りますか』

朱音「ほんとごめんね！」

『いやいや！！
弟くんにおめでとうございますって伝えて！』

朱音「ありがとう！伝えとくわ！(笑)」

さて、ひとりでの下校かぁ

消えかかっていた香水を

もういちどつけて

教室を出た。